beacon

CBで先発の車屋が起用に応える活躍、谷口は無失点に安堵「ホッとしています」

このエントリーをはてなブックマークに追加

センターバックで先発したDF車屋紳太郎

[3.10 J1第3節 川崎F2-0G大阪 等々力]

 川崎フロンターレは最終ラインを変更し、DF車屋紳太郎がセンターバックで先発した。「昨シーズンもやっているし、今年もトレーニングで何度かやっていた」。スピードを生かしたカバーリングで危機を潰し、体を張ったディフェンスで無失点に貢献した。

 コンビを組んだDF谷口彰悟と息を合わせ、最終ラインは安定した守備を築いた。「お互いに共通理解できる選手なので、相方が彰悟さんでやりやすかった」。後半17分にはカウンターからMF泉澤仁がフリーのFWアデミウソンにクロスを入れたが、素早く戻ってスライディングでクリアし、窮地を防いだ。

 G大阪が攻撃に精彩を欠いた影響もあるが、前半シュート0本、90分で2本に抑えると、後半アディショナルタイムにはロングフィード1本で抜け出したFWファン・ウィジョにシュートチャンスを与えたが、車屋が体を投げ出してブロックした。「気を抜かずに試合に入ったし、90分を通して集中が切れなかった」。最終ラインを統率した谷口は「ピンチはあったけど、戻るスピードだったり、最後に体を張るところはやれていた。周りの選手に感謝したい」と手応えを口にした。

 ACLとの過密日程で、中2日の連戦が続いている。「今日はコンディションを含めて賢く戦うことはピッチの中で統一感を持てた。うちらしくないし、あまりこういう試合はしたくなかったけど、割り切ったサッカーをさせてもらいました」(谷口)。直近の公式戦2試合は先制後に追いつかれ、試合運びに課題を残していたが、しっかりと試合をコントロールし、勝ち点3をつかんだ。谷口は「今日は無失点で終わることだけを考えていたので、それが達成できてホッとしています」と安堵の表情を見せた。

(取材・文 佐藤亜希子)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第3節1日目 スコア速報

TOP