beacon

20歳ラッシュフォードが圧巻2発!マンUがリバプールとの上位対決を制して3連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

20歳のFWマーカス・ラッシュフォード(一番右)が2ゴール

[3.10 プレミアリーグ第30節 マンチェスター・U 2-1 リバプール]

 プレミアリーグは10日、第30節を行った。オールド・トラッフォードではマンチェスター・ユナイテッドリバプールが対戦。FWマーカス・ラッシュフォードの2ゴールによりユナイテッドが2-1で勝利した。

 13日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦セビージャ戦を控えているユナイテッドは、5日の第29節クリスタル・パレス戦(3-2)から3人を変更。DFエリック・バイリーとMFフアン・マタ、ラッシュフォードがスターティングメンバーに名を連ね、MFポール・ポグバは負傷によりメンバー外となっている。

 6日に行われた欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦でポルトと引き分け、2戦合計5-0で9シーズンぶりの8強入りを決めたリバプール。中3日の試合となったが、メンバーを5人入れ替え、DFフィルヒル・ファン・ダイクとDFアンドリュー・ロバートソン、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド、MFアレックス・オクスレイド・チェンバレン、FWモハメド・サラーが先発起用された。

 勝ち点62で2位のユナイテッドと、勝ち点2差で追う3位のリバプールとの注目の上位対決。静かな立ち上がりとなったが、この試合のファーストシュートが先制点となった。前半14分、ユナイテッドはGKダビド・デ・ヘアのゴールキックからFWロメル・ルカクがヘッドでフリック。これに反応したラッシュフォードがPA左に侵入し、鋭い切り返しで相手DFをかわして冷静に右足を振り抜き、右サイドネットに突き刺した。

 1点を追う展開となったリバプールは、ボールの主導権を握りながらも決定的なシーンを作ることができない。前半23分には、MFジェームズ・ミルナーの左CKからうまく相手のマークをはがしたファン・ダイクがニアに飛び込み、ヘディングシュートを放ったが、自身の肩に当たってゴール左に外れた。

 すると、ユナイテッドが先制点と似たような形でリードを広げる。前半24分、GKデ・ヘアのロングフィードからルカクがDFデヤン・ロブレンに競り勝ち、前方のマタにスルーパスを送る。マタはシュートこそ打てなかったが、PA左にこぼれたボールをラッシュフォードが右足で決め、2-0。昨年12月26日の第20節バーンリー戦以来のスタメンとなった20歳イングランド代表FWがジョゼ・モウリーニョ監督の起用に応えた。

 少ないチャンスを得点へとつなげていくユナイテッドは前半38分、右サイドからMFアントニオ・バレンシアのサイドチェンジをPA左脇で受けたFWアレクシス・サンチェスがクロス。フリーとなっていたマタがバイシクルシュートを放つがミートできず、枠の右にそれていった。前半は2-0のまま終了。なお、データサイト『オプタ』によると、ホーム戦でリードしてハーフタイムを迎えたユナイテッドは1984年5月7日イプスウィッチ戦以来、負けていないという。

 前半はユナイテッドの守備を崩せず、ボールを持たされている展開となり、本来の縦に素早い攻撃を披露することができないリバプール。後半3分、ミルナーの右CKからまたもファン・ダイクが強さをみせたが、ヘディングシュートはわずかに枠の上。その後も一方的に攻め込んだが決定機を生み出せず、17分にユルゲン・クロップ監督はチェンバレンに代えてMFアダム・ララーナを送り込んだ。

 リバプールは2点ビハインドも諦めずゴールに迫り続けると、後半21分にMFサディオ・マネが緩急をつけたドリブルで左サイド深くまで侵入し、鋭いクロスを供給。これがバイリーのオウンゴールを誘発し、1点を返した。ユナイテッドは25分、2ゴールのラッシュフォードを下げ、負傷明けのMFマルアン・フェライニを投入した。

 追いつきたいリバプールは後半35分、アレクサンダー・アーノルドに代えてMFジョルジニオ・ワイナルドゥム、39分にはロバートソンに代えてFWドミニク・ソランケと攻撃的な選手をピッチに送り込む。ユナイテッドは44分にマタに代えてMFジェシー・リンガードを投入。最後まで集中を切らさなかったユナイテッドが2-1で逃げ切り、欧州CLセビージャ戦に弾みをつけた。一方のリバプールは6試合ぶりの黒星を喫した。

●プレミアリーグ2017-18特集

TOP