大卒ルーキー2人がプロ初先発の山形、小林成豪の移籍後初ゴール含む2発で熊本を下す
[3.11 J2第3節 熊本1-2山形 えがおS]
モンテディオ山形が敵地でロアッソ熊本に2-1で勝利し、今季初白星を挙げた。前半38分にFW小林成豪の移籍後初得点で先制し、後半13分に熊本MF田中達也に同点ゴールを献上したが、同26分に小林の今季2点目で勝ち越しに成功。熊本は連勝を逃し、開幕戦以来の黒星を喫した。
熊本は前節の徳島戦(2-1)と同じ先発11人。対する山形は前節の大分戦(2-2)から2人を入れ替え、ともに大卒ルーキーのDF熊本雄太(←早稲田大)、FW北川柊斗(←筑波大)がプロ初出場を果たした。
試合は山形がボールを握り、熊本がカウンターやセットプレーで好機をうかがう展開となる。山形は前線に思うように効果的なパスが入らず、時間の経過とともに熊本が攻め込むシーンが増えていった。
前半36分にはPA手前左でFKを獲得し、キッカーのFW安柄俊が右足で壁の右脇を抜くシュート。GK児玉剛の好セーブに遭い、跳ね返りにファーのFW皆川佑介が反応するも、詰め切れなかった。
すると、流れが悪かった山形が前半38分に先制する。FWフェリペ・アウベスがPA内右へ出したパスはMF黒木晃平にヘッドで阻まれるが、PA手前中央へ転がったボールに小林が走り込む。ダイレクトで右足を振り抜くと、DF鈴木翔登の股を抜いたシュートがゴール右隅に決まった。
今季、神戸から期限付き移籍した小林はこれが加入後初得点。開幕から3試合連続でスタメン出場している背番号16が起用に応え、山形の1点リードで前半が終了した。
前節の大分戦では2度のリードを奪いながらも引き分けに持ち込まれた山形。リード後の戦いが課題となっている中、後半9分に突き放すチャンスを迎える。MF中村駿の右CKから、PA内中央でマークを外したDF栗山直樹が豪快な右足のボレー。しかし、ゴール前のDF青木剛に頭で阻まれ、追加点とはならなかった。
ピンチをしのいだ熊本は後半13分に同点ゴールを奪う。PA右外の安柄俊の折り返しが山形DF熊本をかすめてニアへ飛び、元山形MF伊東俊が落とす。受けた田中がワントラップから右足を振ると、栗山に当たったシュートがゴール左に吸い込まれ、1-1とスコアをタイに戻した。
田中は前節に続く2試合連続ゴールで今季2点目。後半20分には田中の右クロスがゴール前にこぼれ、皆川が至近距離から右足で強烈なシュートを放つも、GK児玉がビッグセーブを見せて逆転を許さず。
失点の危機を逃れた山形は後半23分、PA内左で仕掛けた北川が左足でシュート性のクロスを入れると、右ポストを直撃。それでも同26分に勝ち越しゴールを奪った。左サイドのFKからキッカーの中村が右足でクロスを送り、ニアでDF山田拓巳と安柄俊が競ってファーへボールが流れる。これをフリーで待っていた小林がヘディングでゴール左に押し込み、2-1とした。
先制して追いつかれ、再び勝ち越す展開は前節と同じ。山形は2度のリードをふいにした大分戦の経験をしっかりと生かし、そのまま2-1で逃げ切った。開幕アウェー3戦目で今季初白星を手にし、次節は町田とのホーム開幕戦に臨む。
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モンテディオ山形が敵地でロアッソ熊本に2-1で勝利し、今季初白星を挙げた。前半38分にFW小林成豪の移籍後初得点で先制し、後半13分に熊本MF田中達也に同点ゴールを献上したが、同26分に小林の今季2点目で勝ち越しに成功。熊本は連勝を逃し、開幕戦以来の黒星を喫した。
熊本は前節の徳島戦(2-1)と同じ先発11人。対する山形は前節の大分戦(2-2)から2人を入れ替え、ともに大卒ルーキーのDF熊本雄太(←早稲田大)、FW北川柊斗(←筑波大)がプロ初出場を果たした。
試合は山形がボールを握り、熊本がカウンターやセットプレーで好機をうかがう展開となる。山形は前線に思うように効果的なパスが入らず、時間の経過とともに熊本が攻め込むシーンが増えていった。
前半36分にはPA手前左でFKを獲得し、キッカーのFW安柄俊が右足で壁の右脇を抜くシュート。GK児玉剛の好セーブに遭い、跳ね返りにファーのFW皆川佑介が反応するも、詰め切れなかった。
すると、流れが悪かった山形が前半38分に先制する。FWフェリペ・アウベスがPA内右へ出したパスはMF黒木晃平にヘッドで阻まれるが、PA手前中央へ転がったボールに小林が走り込む。ダイレクトで右足を振り抜くと、DF鈴木翔登の股を抜いたシュートがゴール右隅に決まった。
今季、神戸から期限付き移籍した小林はこれが加入後初得点。開幕から3試合連続でスタメン出場している背番号16が起用に応え、山形の1点リードで前半が終了した。
前節の大分戦では2度のリードを奪いながらも引き分けに持ち込まれた山形。リード後の戦いが課題となっている中、後半9分に突き放すチャンスを迎える。MF中村駿の右CKから、PA内中央でマークを外したDF栗山直樹が豪快な右足のボレー。しかし、ゴール前のDF青木剛に頭で阻まれ、追加点とはならなかった。
ピンチをしのいだ熊本は後半13分に同点ゴールを奪う。PA右外の安柄俊の折り返しが山形DF熊本をかすめてニアへ飛び、元山形MF伊東俊が落とす。受けた田中がワントラップから右足を振ると、栗山に当たったシュートがゴール左に吸い込まれ、1-1とスコアをタイに戻した。
田中は前節に続く2試合連続ゴールで今季2点目。後半20分には田中の右クロスがゴール前にこぼれ、皆川が至近距離から右足で強烈なシュートを放つも、GK児玉がビッグセーブを見せて逆転を許さず。
失点の危機を逃れた山形は後半23分、PA内左で仕掛けた北川が左足でシュート性のクロスを入れると、右ポストを直撃。それでも同26分に勝ち越しゴールを奪った。左サイドのFKからキッカーの中村が右足でクロスを送り、ニアでDF山田拓巳と安柄俊が競ってファーへボールが流れる。これをフリーで待っていた小林がヘディングでゴール左に押し込み、2-1とした。
先制して追いつかれ、再び勝ち越す展開は前節と同じ。山形は2度のリードをふいにした大分戦の経験をしっかりと生かし、そのまま2-1で逃げ切った。開幕アウェー3戦目で今季初白星を手にし、次節は町田とのホーム開幕戦に臨む。
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