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白星遠い千葉、ホームで打ち合いに屈する…岐阜は今季初得点&初勝利

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[3.11 J2第3節 千葉2-3岐阜 フクアリ]

 J2は11日に第3節を開催し、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉FC岐阜が対戦。前半25分にMF茶島雄介のゴールで千葉が先制するが、同34分にFW田中パウロ淳一、後半13分にMF永島悠史がゴールを奪って岐阜が逆転に成功。同34分にFW清武功暉がネットを揺らして千葉が同点に追い付くが、同45分にFW風間宏矢が決勝点を叩き込み、岐阜が3-2の勝利を収めた。

 1分1敗の千葉は前節水戸戦(△0-0)から先発1人を入れ替え、DF鳥海晃司に代わって出場停止が明けたDF増嶋竜也が先発に復帰。一方、2戦連続完封負けの岐阜は前節横浜FC戦(●0-1)から先発2人を入れ替え、FW山岸祐也、DF福村貴幸らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から千葉がボールを保持して試合を進めるが、岐阜の守備を崩し切れずにフィニッシュまではなかなか持ち込めない。逆に前半15分には岐阜がゴールを脅かすが、DF田森大己が蹴り出したFKから抜け出した山岸が放ったシュートは枠を捉え切れなかった。

 その後も千葉が主導権を握り、前半17分にはMF町田也真人の落としから増嶋がゴール前に送ったボールでMF為田大貴がPA内でフリーになるが、左足ダイレクトで合わせたシュートはゴール左に外れた。だが同25分、相手のパスミスに反応したMF熊谷アンドリューが打ち込んだ縦パスをFWラリベイが落とすと、後方から走り込んだMF茶島雄介が鋭い切り返しから左足のシュートでネットを揺らし、千葉が先制に成功した。

 だが前半33分、岐阜が同点に追い付く。最終ラインの福村が送ったパスに反応した千葉DF山本真希がカットし損ねると、左サイドをFW古橋亨梧が独走し、グラウンダーのクロスを逆サイドから走り込んだFW田中パウロ淳一がきっちり蹴り込み、試合を振り出しに戻した。この得点は岐阜にとって今季初ゴールとなった。

 1-1のまま後半を迎えると、同4分に千葉が波状攻撃を仕掛ける。しかし、町田のシュートはGKビクトルに阻まれ、こぼれ球に反応した山本のミドルシュートは相手選手にブロックされる。さらにその流れから左サイドに展開すると、為田が送ったクロスにMF矢田旭が飛び込むがヘディングシュートはビクトルの守備範囲に飛んでしまった。

 すると後半13分、岐阜がカウンターから勝ち越しゴールを叩き込む。為田のコントロールミスしたボールを田中が拾い、スルーパスから左サイドをDF長沼洋一が駆け上がると、グラウンダーのクロスは増嶋に阻まれながらもこぼれ球をMF永島悠史が蹴り込んでスコアを1-2とした。

 逆転を許した千葉は同14分に為田に代えてMF清武功暉、同17分に町田に代えてFW船山貴之、同30分に矢田に代えてFW指宿洋史を投入して状況を打開しようと試みる。すると同34分、右サイドをドリブルで突破した指宿の低い弾道のクロスに飛び込んだ清武がヘッドで押し込み、2-2の同点に追い付く。

 後半41分には岐阜がカウンターから決定機を迎える。FWライアン・デ・フリースのスルーパスから左サイドを駆け上がった古橋がGKロドリゲスまでかわして左足で狙うが、角度のない位置から放ったシュートはポストに阻まれた。しかし同45分、左サイドから切れ込んだMF風間宏矢が強烈な右足シュートを突き刺し、岐阜が3-2の劇的な勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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