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“7年前”は被災地仙台のエース、FW赤嶺真吾の豪快ボレー弾で岡山が開幕3連勝!!

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[3.11 J2第3節 岡山1-0大分 Cスタ]

 J2リーグは11日、第3節2日目を各地で行い、ファジアーノ岡山大分トリニータとホームで対戦した。FW赤嶺真吾の豪快なボレーシュートが決勝点となり、1-0で勝利。クラブ史上初の開幕3連勝を果たした。

 2試合連続ホームゲームの岡山はここまで無失点で2連勝。前節の栃木戦(○3-0)から先発1人を変更し、在籍10年目のMF澤口雅彦が今季初出場を果たした。東福岡高から加入し、前節プロ初ゴールを決めた大分県出身DF阿部海大は故郷のクラブと初めての対戦を迎えた。

 一方、1勝1分けの勝ち点4ながら、リーグトップの6得点を挙げている大分は、前節の山形戦(△2-2)から先発2人を変えた。スタート時のフォーメーションを4-4-2から通常の3-4-2-1に変更。DF黄誠秀、MF那須川将大に代えてDF竹内彬、MF星雄次が入った。

 序盤はFWイ・ヨンジェにボールを集めた岡山が主導権を握った。前半8分、前線で起点となった赤嶺をが右サイドにボールを送り、ドリブルで攻め上がった澤口がクロスを配給。同11分には孤立しながら相手をかわしたMF上田康太が逆足の右足でクロスを送ったが、いずれも通らなかった。

 大分は前半14分、阿部のパスミスを突いたカウンターから前線にボールが送られると、PA右に抜け出したのはJ3リーグ2年連続得点王のFW藤本憲明。GK一森純をかわして右足シュートを放ったが、ボールは大きくゴールマウスを外れた。前半37分にはFW後藤優介が腹部を痛め、一時ピッチを離れた。

 岡山は前半43分、左サイドに流れたイ・ヨンジェがいったんボールを下げ、上田が左足で低いクロスを展開。ファーサイドの赤嶺がボレーで合わせると、ボールはゴール左隅に一直線。ちょうど7年前の東日本大震災当時、被災地の仙台に所属していたストライカーが、節目のスーパーゴールを突き刺した。

 大分は後半14分、竹内に代わって今季初出場のDF岸田翔平がピッチに入るが、依然として主導権は岡山が握った。岡山は同17分、MF塚川孝輝のボール奪取からイ・ヨンジェに渡り、左足でカットインシュート。同22分にはイ・ヨンジェに代わって、FW齊藤和樹がピッチに入った。

 大分は後半22分、エース後藤を下げてMF川西翔太、同38分に藤本に代えてFW林容平を投入。しかし、中盤でのパスミスが多く1点が遠い。アディショナルタイムは3分。サイドを広く取って攻撃を展開したが、AT2分のMF宮阪政樹のミドルシュートは枠外。最後までゴールを奪うことはできず、今季初の敗戦となった。

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