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新体制で明暗?城福広島が唯一の開幕3連勝で首位!クルピG大阪は3連敗で最下位

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開幕3連敗を喫したG大阪

 J1リーグは10日、11日に第3節を行い、サンフレッチェ広島が開幕3連勝で首位に立った。J2では08年に開幕3連勝しているが、J1ではステージ優勝した94年の開幕6連勝以来、24年ぶりの開幕3連勝となった。ルヴァン杯を含めると公式戦無傷の4連勝。城福浩監督新体制でスタートダッシュに成功した。

 今季、J1クラブを指揮する監督で新体制となったのは北海道コンサドーレ札幌FC東京横浜F・マリノス清水エスパルスガンバ大阪、広島の6クラブ。好スタートを切ったのは広島、清水の2クラブ。昨季、低迷していた広島を残留に導いたヤン・ヨンソン監督を迎えた清水も2勝1分と無敗で3位。昨季はシーズン終盤まで残留争いに巻き込まれた2クラブだったが、この好調ぶりをどこまで維持できるか。

 一方、札幌、FC東京、横浜FM、G大阪の4クラブは3試合を終えて未勝利。5年半浦和を指揮したペトロヴィッチ監督を迎えた札幌は1分2敗。3試合でワーストの7失点と守備の立て直しが急務か。7日のルヴァン杯グループリーグ第1節では先発11人を変更したとはいえ、J2甲府に完敗(0-3)し、公式戦4試合で白星がない状態だ。

 同じく、アンジェ・ポステコグルー監督を迎えた横浜FMも1分2敗。ただ、7日のルヴァン杯ではFC東京に1-0で競り勝っている。そのFC東京は今季、G大阪を三冠に導くなど一時代を築いた長谷川健太監督が指揮を執るが、1分2敗で未勝利。3試合を終えて1得点と、ここまでは得点力に課題が見える。

 唯一の3連敗を喫したG大阪は最下位に低迷。長谷川監督からレヴィー・クルピ監督に体制が変わっても白星が遠く、深刻な状態に陥っている。ルヴァン杯を含めると公式戦4連敗。リーグ戦は昨季から13試合連続未勝利と負の記録を更新した。なお、開幕3連敗はクラブ史上初のJ2降格を味わった12年以来、6年ぶり。クルピ監督には早急な立て直しが求められる。

 もちろん、長いシーズンのうち3試合を消化したばかり。新体制でまだ歯車が噛み合わないチームは、新監督がいかにチームを機能させ、いち早く好調の波に乗せられるのか、その手腕にも注目が集まる。ここからの巻き返しに期待したい。

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