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ホーシャ負傷で緊急出場、名古屋DF櫛引は「まだまだ」と反省…4.7古巣札幌戦は「何としても出たい」

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櫛引が後半10分から緊急出場した

[3.11 J1第3節 湘南0-0名古屋 BMWス]

 出番は突然やってきた。後半5分、DFホーシャがFW菊地俊介とゴール前のDFで交錯。右足首を負傷し、治療後に一旦ピッチに戻ったが、すぐにしゃがみ込んでしまう。後半10分にDF櫛引一紀との交代を余儀なくされた。

 持ち味のフィードをミスするなど、個人的な課題は出たが、守備面では落ち着いて対応。緊急出場を無失点で耐えた。「自分の中ではまだまだだなと思う所はたくさんありました」と反省を忘れない櫛引も「まずは一歩踏み出せたかなと思います」と安堵した。

 櫛引は昨年より名古屋でプレー。昨季は札幌からのレンタルだったが、今季は完全移籍。決意を新たにして、新シーズンに臨んでいる。

 ただ名古屋は開幕直前に新外国人選手のホーシャを補強。さらに風間八宏監督は17歳DF菅原由勢を抜擢するなど、ポジション争いが激化。昨季J2で34試合に出場し、J1復帰に大きく貢献した櫛引も出場機会を失っている状況にある。

 レベルアップしたチーム。サブ組で練習することが多いことで、FWジョーら主力組とマッチアップする機会が増えた。「やっぱり強い。スーパーだなと思います」。高いレベルの練習環境は、大いに刺激になっている。

 あとはその成果を見せるチャンスが欲しい。負傷のホーシャは試合後、松葉杖を突く姿が見られた。状況次第では、櫛引に次のチャンスが巡ってきてもおかしくない。「何としても出たい」と話す古巣札幌戦も4月7日に迫る。「J1というレベルも変わってきますし、自分自身もレベルアップしていければ。そしてここから勝ち続けていきたいなと思います」。

(取材・文 児玉幸洋)
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