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U-21日本代表メンバー発表 森保監督会見要旨

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U-21日本代表の森保一監督

 東京五輪世代のU-21日本代表を率いる森保一監督は13日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、3月下旬にパラグアイで開催される4か国対抗の国際交流大会に出場する同代表メンバーを発表した。

以下、森保一監督会見要旨

森保一監督
「皆さん、こんにちは。お忙しい中、U-21日本代表のパラグアイ遠征メンバー発表に足を運んでいただき、ありがとうございます。パラグアイ遠征は非常にタフな日程で活動していくが、その中で選手の成長、そしてU-21のチームの成長ができるように良い経験を積んで、また前進できればと思っています」

――南米遠征で選手にどういったものを期待するか。
「前回の中国でのU-21の活動で出た課題を改善して、さらにチームとしても、選手の個のレベルとしてもレベルアップできるように、このパラグアイの遠征で良い経験ができればと思っています。ただし今回も前回の活動から多くの選手を入れ替えてやっていく中で、選手の個性を見つつ、足りないところは何とか改善するようにして、できているところや、特長の部分はさらに自信を持って伸ばしてもらえるように、そういう働きかけや経験をしてもらえれば良いと思っています」

――先日U-19日本代表メンバーが発表されたが、すみ分けがあれば教えて下さい。
「今回の我々のチーム編成は、視察の段階では多くの選手を見てきたが、1997年生まれ、1998年生まれの選手で今回はチームを編成させて頂いた」
――それよりも下の世代のメンバーは今回選ばないという方針?
「スカウティング、視察の段階ではU-21の代表に入れるすべての選手、できるだけ多くの選手、試合を見てきたが、チーム編成にあたっては97年生まれと98年生まれで編成しました」

――立田悠悟選手や杉岡大暉選手など、J1の舞台で長い時間プレーしている選手が多いことに関して、代表監督として、どう受け止めているか。
「非常に選手個人にとっても、Jクラブにとっても、そして代表にとってもこの年代の選手が、Jリーグの公式戦の場で試合経験を積んでいるということ、現段階ですが、自分のポジションを獲得し、さらに獲得し続けるためにプレーしているのは、個人、チームにとってもすごく良いことだと思います。代表活動において、我々のところに招集させていただいて、その活動の中で良い経験をしてもらって、短い期間だけど、そこでも成長してもらいたいという気持ちを持っている。あと大切なのは、日常でどれだけ自分のパフォーマンスを上げていけるかということが、代表の経験からつなげてもらえればなというところで、彼らがチームで自分のポジションをとって試合に出続けることは、代表でも非常に大きな財産になっていくと思います」

――アピアタウィア久選手が入っているが、大学1年生ではSBをやっていて、本来はCBだが、どのような起用を考えているか。
「守備の部分でCBやサイドのウイングバックのところでも守備的な起用ができると思っています。去年のインカレのときは右SBで出場していたと思うが、視察の段階でCBをやっていたり、彼のプレーを見ているし、守備の部分で彼が持っている身体能力の当たりの強さや厳しさから、攻撃に転じていけるところを我々のチームでも見せてもらいたいなと思うし、生かしていきたいなと思っています」

――段階を考えているなら、どこまでが第一段階で、各段階で主にどう強化していくか。
「段階と言えるかどうか分かりませんが、この年代の東京五輪に向けて代表でプレーしてもらえる選手をできるだけ多く把握したいというところを、私も含めてスタッフ全員で広く見ているところです。そこから、すでに我々の活動も3回目になるが、少しずつコアな、チームとしてのコンセプトを固めていきたいなと思っています。まだ、広く見て、コアに固めていくという部分では招集とかの制限もあるし、今はできる状況の中で少しでも選手の発掘をしていき、招集させてもらえる選手にレベルアップできる経験をしてもらって、こののちコアな部分を作っていくときに、より東京五輪の本大会に近付くときに、広く見たことが大きな成果として現れるような土台作りを今しているところだと思います」

――ハンブルガーSV伊藤達哉選手の招集に向けて、どのようなやり取りがあり、彼に対する期待。
「伊藤選手については招集のやり取りは、私は招集させて下さいと技術委員会に話しただけなので、どういうやり取りというのは私からはお伝えできませんが、彼のプレーは去年、生でプレーしているところを見てきました。そして映像でも彼のプレーはチェックしながら、我々の代表に入れる選手として見てきています。彼に期待することは、前線でボールを受けて、そこから貪欲に相手のゴールに向かって行くこと。目の前に相手がいても、そこを何とか、本当に突破してチャンスにつなげていく、ゴールにつなげていく、そういう貪欲な姿勢を示せる選手だと思うので、そういう部分で、攻撃のところで貪欲な部分を見せてもらいたいなと思っています」

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