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世界最高峰クラブの光と影…バルサMF「街を歩くのが怖くなっている」と苦悩の日々告白

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苦悩を告白したバルセロナMFアンドレ・ゴメス

 バルセロナMFアンドレ・ゴメスはスペイン紙『ペネンカ』に対し、スランプに陥っていることを明かしている。「サッカーをしていても楽しくないんだ」。世界最高峰のビッグクラブに所属し、高額な給料を得ていたとしても、必ずしも幸せだというわけではないようだ。

 2016年夏にバレンシアから加入したA・ゴメスは昨季、序盤から出番をつかんで30試合で3得点を記録。しかし、プレーの精彩を欠いた場面ではサポーターからのブーイングを何度も受け、今季はリーグ戦13試合の出場にとどまっている。

「バルセロナでの最初の6か月はなかなか良かったよ。だけど、いまはそうじゃない」。そんな雰囲気はチームメートにも伝わっているのだろう。ブーイングを受ける24歳について、エルネスト・バルベルデ監督、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンらがフォローをする場面もあった。

「あまりこういうことは言うべきじゃないかもしれないけど、地獄のような状況に変わってしまった。常にプレッシャーを受けているんだ。普通のプレッシャーなら問題ないんだけど、いま受けているようなプレッシャーは……正直、気分よく試合なんてできないね」

 問題はピッチ上だけではない。「家から出たくないと思うことは一度や二度じゃない。みんなが僕のことをどう見ているか考えると……。恥ずかしくて街を歩くのが怖くなっているよ」。ビッグクラブである一方、ソシオ制度など街とのつながりが深いバルサだが、そんな距離の近さが負担にもなっているようだ。

「ふさぎ込んでいる状況だ。いま抱えているフラストレーションをどうすることもできない。誰とも話したくないよ。ただただ恥ずかしくてね。考えすぎていて苦しんでいる……いつも悪い方向にばかり考えてしまうんだ」

 A・ゴメスは14日、UEFAチャンピオンズリーグ1回戦第2戦のチェルシー戦で先発する見込み。アウェーで行われた第1戦は1-1で引き分け、大きなプレッシャーのかかる舞台となるが、ホームのサポーターに勇姿を見せたいところだ。

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