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板倉退場も…仙台、GK川浪が好セーブ連発!吉尾躍動の横浜FMとスコアレスドロー

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前半37分にMF板倉滉が一発退場

[3.14 ルヴァン杯GL第2節 横浜FM 0-0 仙台 ニッパツ]

 ルヴァン杯は14日、グループリーグ第2節を行った。A組の横浜F・マリノスベガルタ仙台の一戦は、スコアレスドローに終わった。

 リーグ戦では1分2敗と勝利がないものの、前節・FC東京戦で今季初勝利を飾った横浜FMは、U-19日本代表DF山田康太(←横浜FMユース)がプロ公式戦デビュー。MF吉尾海夏も先発で起用された。公式戦4戦無敗中(2勝2分)の仙台は、U-21日本代表に選出されたDF椎橋慧也とMF板倉滉がスターティングメンバーに名を連ねた。

 立ち上がりは横浜FMのGK飯倉大樹が高い位置を取っているをみて、仙台が遠めから積極的にシュートを放っていった。さらにFWジャーメイン良が前線で強さを発揮。前半14分には、DF常田克人のロングパスを左サイドでMF茂木駿佑がおさめ、高い弾道のクロスをファーサイドに走り込んだMF古林将太が右足で合わせるなど、ダイナミックな攻撃を展開した。

 だが、仙台にアクシデント。前半37分、自陣中央でボールをキープしたMFダビド・バブンスキーに板倉が足裏をみせた危険なスライディングタックル。これがバブンスキーの左脛に入ってしまい、飯田淳平主審は板倉にレッドカードを提示した。

 数的優位に立った横浜FMは、19歳・吉尾の積極的なプレーが光った。前半43分、ペナルティーアーク内からFWイッペイ・シノヅカが左足シュート。これはGK川浪吾郎に阻まれ、こぼれ球に吉尾が反応して右足で合わせる。しかし、これもGK川浪のファインセーブに遭い、前半をスコアレスで折り返した。

 最終ラインを高く保ち、攻め込む横浜FMは後半6分、吉尾が強引に仕掛けてPA左へスルーパスを送る。反応したFWユン・イルロクがGKと1対1となるが、左足シュートはまたもGK川浪に止められてしまう。なかなか攻撃の形を作れない10人の仙台は、MF庄司悦大に代えてMF奥埜博亮をピッチに送り込んだ。

 横浜FMは後半23分に決定機。左サイドのDF下平匠がPA左に空いたスペースへスルーパスを送ると、バブンスキーがマイナス気味に折り返す。これを吉尾が右足ボレーで合わせたが、惜しくもゴール左に外れ、先制のチャンスを逃した。直後にアンジェ・ポステコグルー監督はバブンスキーを下げ、山口で経験を積んだFW和田昌士を入れた。

 なおも横浜FMの攻勢は続く。後半29分、和田が左サイドから中央へ切れ込み、ゴール前へスルーパスを出す。 反応して走り込んでいた山田がうまく体を反転させて前を向き、滑り込みながら左足を振り抜いたが、GK川浪がストップ。FW仲川輝人を入れて迎えた33分には、ゴール正面のFKからキッカーの吉尾が直接狙ったが、ここもGK川浪の横っ飛びセーブに遭った。

 GK川浪の再三の好セーブにより、横浜FMに得点を許さない仙台は後半34分、FW西村拓真をFW石原直樹に、39分にはMF茂木駿佑をMF中野嘉大に代え、交代カードを使い切る。アディショナルタイム4分にも伊藤に決定的なシュートを打たれたがGK川浪が止め、試合はスコアレスドロー。横浜FMは数的優位をいかせなかった。

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