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槙野&阿部をかわし、西川を打ち破る…クルピ監督、プロ初弾のFW中村敬斗を「チームで一番シュートがうまい」と絶賛

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プロ初ゴールを奪ったガンバ大阪FW中村敬斗(左)

[3.14 ルヴァン杯GL第2節 浦和1-4G大阪 埼玉]

 指揮官も17歳の躍動に目を細めた。後半開始からピッチに送り込まれたガンバ大阪のルーキーFW中村敬斗が、後半42分に特大のインパクトを残すプロ初ゴールを記録した。

 自陣で縦パスを受けると、DF槙野智章に体を寄せられながらも鋭いターンと一瞬の加速で置き去りに。ハーフウェーラインを越えると、前方にはMF阿部勇樹が待ち構えるがスピードを緩めることはない。中央に持ち出してから右に進行方向を変えてシュートコースを生み出すと、素早く右足を振り抜く。放たれたボールはGK西川周作に触れられることなく、ニアサイド下を抜けてゴールネットに突き刺さった。

 試合後の記者会見で中村の評価を聞かれたレヴィー・クルピ監督は、「彼の能力の高さというところを評価すれば、フィニッシュのポテンシャルを持っているところ」と答え、続けて17歳のアタッカーに最大限の賛辞を贈った。

「17歳だけど、チームの中で一番シュートがうまい選手で、一番強いシュートを打てる選手だと思う」

 開幕から公式戦全5試合で起用されているように、今後も出場機会をつかむことになるだろう。指揮官は「試合に出続けながら今日のようなフィニッシュの良さを出してくれればと思っている。まだまだ若いので、すべての面で成長できる余地がある」とルーキーイヤーでの、さらなる成長に期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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