日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は約半年ぶりに招集したFW本田圭佑(パチューカ)について「我々はずっと追跡を続けている。このチャンスをつかんでほしい」と言及した。

　昨年8月31日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦、9月5日の同サウジアラビア戦を最後に代表から遠ざかっていた。昨年10月の国内での親善試合、昨年11月の欧州遠征はともに選外。当時は負傷明けということもあり、ハリルホジッチ監督は「コンディションが戻ってきたら、またメンバーに入ってくるか考えたい」と話していたが、18年に入ってからメキシコ後期リーグ全11試合に先発し、4ゴール5アシストを記録している好調ぶりを評価した。

　右FWのポジションを争うFW浅野拓磨(シュツットガルト)がクラブで出番を失っていることも復帰につながった。ただ、先発候補の一番手はFW久保裕也(ゲント)。W杯メンバー入りへは今回のベルギー遠征でのアピールが必要不可欠になる。

　指揮官は「単純に良いプレーをしてほしいが、得点を取る、取らせるところ。FWだが、守備の役割も大事だ」と、攻守にわたる貢献を要求。特に攻撃時については「いつも下りてきて、足元で(ボールを)もらってしまうのではダメで、やはり背後に行ってほしい。そうすれば得点は取れるが、下りてきて足元ばかりでは得点を取るのは難しくなる」と具体的に指摘した。

(取材・文　西山紘平)

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