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11日間で7試合…ニッパツが異例の過密日程、芝への影響は?

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11日間7試合という過密日程が進むニッパツ三ツ沢球技場

 横浜市のニッパツ三ツ沢球技場が異例の“過密日程”をこなしている。横浜FCY.S.C.C.横浜のホームゲームに加えて、横浜F・マリノスが本拠地とする日産スタジアムが改修工事で使えないため、今月7日~17日の11日間で7試合を開催。スタジアムの管理担当者は「このようなことは初めて」と話す。

 横浜FMは今季のリーグ戦開幕5試合で、ホーム1試合、アウェー4試合という変則的なスケジュールをとっている。その理由は大半のホームゲームを行っている日産スタジアムが部分改修工事で使えないため。今季はこれまで、ルヴァン杯2試合を含めたホームゲーム3試合を、いずれもニッパツで開催している。

 その一方、横浜FCとYS横浜は例年どおりのスケジュールで試合を行い、ホームゲームもニッパツを使用している。これまで横浜FCが2試合、YS横浜が2試合を実施。これにより、今季が始まって以降、スタジアムの使用頻度は異例なものとなっている。

 とりわけ過密なスケジュールとなっている3月は、以下のような試合日程だ。(※なでしこリーグも含む)

3/7(水) ルヴァン杯 横浜FM-FC東京
3/9(金) J3第1節 YS横浜-相模原
3/10(土) J1第3節 横浜FM-鳥栖
3/11(日) J2第3節 横浜FC-愛媛
3/14(水) ルヴァン杯 横浜FM-仙台
3/16(金) J3第2節 YS横浜-F東23
3/17(土) J2第4節 横浜FC-新潟
3/21(水) なでしこ2部 ニッパツ-S世田谷
3/24(土) なでしこ1部 F日体大-浦和L
3/25(日) J3第4節 YS横浜-G大23

 9日~11日の3連戦を筆頭に、19日間で10試合を開催。7日から17日の11日間では、日数の半分以上にあたる7日間で試合が行われていることになる。

 気になるのは芝生への影響だが、スタジアムを管理する横浜市緑の協会・体育協会によると、ニッパツの芝生は冬芝と夏芝を併用。使用頻度が高いことで「夏芝は出てきておらず、冬芝の生育は追い付いていないため、ダメージに追い付いていないのが現状」だという。

 一方、対策としては損傷が激しいゴール前と副審の走行エリアを中心に「部分的に砂をまいたり、ローラーで固める」という応急処置を実施中。担当者は「月末にはいったんスケジュールが落ち着くので、思い切って芝生を傷め、夏芝の準備をしていく」と今後の対応を話していた。

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