beacon

鮮やか先制弾の新潟FW河田篤秀、次に狙うは…「やっぱりホームで決めたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.17 J2第4節 横浜FC0-3新潟 ニッパツ]

 鮮やかな流れから先制点を奪取した。この得点を皮切りに今季初の複数得点が生まれ、チームは3-0の快勝。アルビレックス新潟FW河田篤秀は、「複数得点取れたのは今後の強みになっていく」と胸を張った。

 試合が動いたのは前半34分だった。左サイドからFW矢野貴章が送ったクロスをファーサイドのMF加藤大がヘディングで折り返すと、「ボールが越えて(ファーサイドの)大くんが見えたときに、大くんなら勝てるだろうと思った」といち早く反応したのが河田だった。「マーカーよりも先に寄れたのが良かったし、ボールが来た瞬間に決められると思った」と右足ダイレクトで合わせたボールはネットを揺らし、チームに勢いをもたらす先制点が生まれた。

 攻撃面では得点だけでなく、後半29分にMF小川佳純のダメ押しゴールをお膳立て。さらに、「前回の試合は無理矢理に前に行き過ぎてボールを失う回数が多かったので、無理せずに後ろからのサポートを信頼して、しっかり収めてつなごうと意識していた」と体を張ってボールキープして基準点になるなど貢献。そして、守備面では2トップでコンビを組む矢野とともに激しくプレッシャーを掛け続けて、相手から自由を奪い取った。

「(これまでは)前でハメられずに自分たちのリズムが作れなくてキツイ状況が続いていた。そこは、より一人ひとりがはっきりアタックして、行かないときははっきり戻るというのは徹底していたので、そこがうまく出せた試合だった」

 3試合連続1得点だった攻撃陣だが、今季初の複数得点が生まれての勝利。「そこは課題だった。良い試合運びをしても事故のような失点はあるかもしれないし、セットプレーも失点の怖さがある。やっぱり複数得点取れるのは、今後の強みになっていく」。自身は今季2得点、そして昨季のリーグ戦では3得点を記録しているが、すべてアウェーでの得点。「やっぱりホームで決めたい。何とか決められるように頑張ります」と第5節愛媛戦、第6節徳島戦とホーム2連戦でのゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP