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“降格組”大宮、MF嶋田が同点ゴールも金沢と痛み分けで3試合未勝利

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試合は1-1の痛み分けに終わった

[3.17 J2第4節 大宮1-1金沢 NACK]

 J2リーグは17日、第4節を行い、NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャツエーゲン金沢が対戦し、1-1で引き分けた。後半32分にMF宮崎幾笑が先制点を挙げたが、後半41分にMF嶋田慎太郎が同点ゴール。途中出場2選手のゴールで勝ち点1ずつを分け合い、互いに連敗を2でストップした。

 大宮は10日の第3節徳島戦(0-1)と同じ11人が先発。金沢は前節の福岡戦(0-1)から先発3人を入れ替え、DF毛利駿也、MF藤村慶太、FW垣田裕暉がスタメン入り。大卒ルーキーの右サイドバック毛利はこれが初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨年8月に大宮から金沢に移籍したDF沼田圭悟はこれが初の古巣戦。前半12分には左サイドを駆け上がり、果敢に縦への突破を試みたが、大宮の守備陣に止められる。膠着状態が続いたが、199cmのFWロビン・シモヴィッチのポストプレーを起点に、大宮が徐々に攻撃の流れを引き寄せた。

 前半26分、MF三門雄大がFW大前元紀とワンツーの形でPA内に抜け出し、右足シュート。決定的な形だったが、これはGK田尻健が至近距離でセーブ。前半27分には右サイド深い位置からDF渡部大輔がクロスを入れ、ゴール前のシモヴィッチがDFに囲まれながら反転シュートを放ったが、ゴール左に外れた。

 前半34分にはクリアボールを拾ったMF茨田陽生がパスを出し、MFマテウスが左足を振り抜いたが、惜しくもクロスバーを直撃。対する金沢も前半アディショナルタイムにFWマラニョンが左サイド深い位置から折り返し、FW垣田裕暉がグラウンダーのクロス。走り込んだMF杉浦恭平が合わせたが、枠を捉えられなかった。

 スコアレスで折り返した後半は一進一退の攻防が続き、同7分、金沢はPA左手前から沼田が右足ミドルを放ったが、これはGK笠原昂史の正面を突いた。大宮も押し返し、後半13分には右後方からDF山越康平がクロスを入れると、シモヴィッチがフリックし、大前が右足シュートを放ったが、クロスバーを越えた。

 大宮は交代カードを切り、後半18分、茨田を下げてMF大山啓輔、後半26分には横谷を下げてMF嶋田慎太郎を投入。金沢もマラニョンを下げてMF加藤大樹、後半31分には清原を下げて宮崎をピッチに送り込む。すると、この交代策で試合が動く。

 後半32分、MF梅鉢貴秀の浮き球パスで背後に抜け出した宮崎がドリブルでDF2人の間に入り、左足シュートを突き刺した。1点を追う大宮も反撃に出ると、後半41分、マテウスからの横パスを受けた嶋田が狙い澄ました右足ミドルでネットを揺らした。今季、熊本から加入したレフティは“右足”で移籍後初得点。試合は1-1の引き分けに終わり、互いに3試合未勝利(1分2敗)となった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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