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[新人戦]岡山学芸館は背番号3のアタッカー、MF鶴海が先制弾

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岡山学芸館高の右SH鶴海翔大は先制ゴールを決めた

[3.18 中国高校新人大会決勝 岡山学芸館高 2-0 高川学園高 広島スタジアム]

 初の中国制覇を成し遂げた岡山学芸館高(岡山)の高原良明監督が「あの1点が大きかった」と振り返ったのが、前半26分に右SH鶴海翔大(2年)が叩き出した先制点だ。

 左CKの流れから右SB森井麻央(1年)がゴール方向へ向かう左クロス。DFのクリアに反応した背番号3のSHが豪快な左足ボレーをゴールネットに突き刺した。序盤から主導権を握りながら、高川学園高の守りをこじ開けることができず、遠かった1点。その1点を鶴海がファインショットでもたらたした。

「いいところにこぼれてきたので、あとは決めるだけでした。1、2試合目で同じ形があってどっちも外していたので。今大会初ゴールでやっとチームに貢献できて嬉しかったです」。殊勲の鶴海は笑顔でゴールを喜んでいた。

 中学時代はFWだったが、高校入学後は右SBに。その名残りで背番号3を背負っている鶴海だが、米子北高戦で突破からのクロスによって決勝点をアシストするなど、アタッカーとして攻撃力を発揮している。

今後、求められたポジションで活躍する意気込みの鶴海は「去年の選手権も全国出ることができなくて、県の新人戦も勝てなかった。残りのインハイと選手権はどっちも勝って全国で勝てるチームになりたい」。武器である攻撃力をまた公式戦で発揮してチームに白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

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