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“浦和の未来”ルーキー荻原拓也、ほろ苦Jデビューも「成長してチームの悪い状況を変えたい」

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ルヴァン杯でインパクトを残したDF荻原拓也がJリーグデビュー

[3.18 J1第4節 浦和0-1横浜FM 埼玉]

 浦和レッズにも伸び盛りの東京五輪世代がいる。今季、浦和ユースからトップチームに昇格したルーキーDF荻原拓也がJリーグデビュー。ユース時代は左サイドバックが本職だったレフティを堀孝史監督は左ウイングの位置で起用した。

 1点が欲しい後半41分、最後の交代枠で背番号26がピッチに送り込まれた。7日のルヴァン杯グループステージ第1節名古屋戦(4-1)で初スタメンを飾り、プロデビュー戦で衝撃の2ゴール。大きなインパクトを残した18歳はルヴァン杯2試合にフル出場し、信頼を確かなものにした。

 スピードを生かして臆せずに仕掛け、アグレッシブに攻撃参加。後半44分にはFW武藤雄樹からの浮き球パスに反応し、フリーで左足を振り抜いたが、ミートできなかった。限られた出場時間の中で決定機には絡めず、「空回りしちゃったというか、うまく表現できなかった。あの短い時間で自分のいいところを表現しないといけない」と課題を口にした。

 チームは2005年シーズン以来、13年ぶりとなる開幕4試合未勝利で17位に低迷している。U-19日本代表に招集されている荻原は試合後、チームを離れ、インドネシア遠征へ。「代表は自分が成長できるいい機会なので、成長してリーグに絡んで、チームの悪い状況を変えていきたいと思います」。成長を誓ったJデビュー戦。自身の名前が記されたメンバー表を両親にプレゼントするために、大切そうに持ち帰った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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