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[MOM2449]日体大柏MF羽地朝仁(2年)_両足蹴れる“箱根系”スピードスター

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2点目となるゴールを決めた日体大柏高MF羽地朝仁(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.19 イギョラ杯3位決定戦 帝京高0-2日体大柏高 味フィ西]

 走力自慢のスピードスターが飛躍の時を迎えている。日体大柏高MF羽地朝仁(2年)は3位決定戦の後半30分、チームの波状攻撃に乗じてPA右寄りに潜り込むと、角度のないところから右足を一閃。「実は得意じゃない」というシュートをネットに突き刺し、勝利を決定づける貴重な追加点を奪った。

 途中起用でピッチに立ったのは得点のわずか3分前だった。「スプリント力はチームの中でもダントツ。周回走をやらせてもチームメートに2周、3周と差を付けている。だから『ぜひ箱根駅伝に行ってくれ』といつも言ってるんです(笑)」(酒井直樹監督)。そう冗談めかした指揮官の期待に対し、11対11で戦うピッチの上で見事に応えてみせた。

 中学時代はクラブチームの『エクサス松戸SC』でプレーするかたわら、通っていた船橋市立旭中では駅伝部に所属。3000mを9分台前半で走るスタミナを武器に、同部の主将を務めた経験を持つ。しかし、それはあくまでも「サッカーのために駅伝をやっていた」(羽地)という位置づけ。高校ではサッカーだけに競技対象を絞り、めきめきと力を付けている新興校を活躍の場に選んだ。

 入学当時は「技術には自信がないけどスピードを生かしていく」と自身の存在価値を認識していたが、今では中学時代から練習を続けてきた両足キックは確かな武器に。指揮官は「全国での経験がなく、どこまでやれるか分かっていないので自信を付けさせてあげたい」と話していたが、強豪居並ぶ今大会での好成績は後押しとなったことだろう。

 「雰囲気が合う」という日体大柏には“第一志望”としてやってきたが、ライバルとして意識しているのはやはり流通経済大柏高、市立船橋高の2校。「流経、市船を倒すという学校としての目標がある。トレーニングから意識高くやって、持ち味をしっかり出していきたい」。指揮官のジョークとは裏腹に「大学でもサッカーを続けたい」と話すスピードスターは、夏の高校総体、冬の高校選手権に向けて強い意気込みを口にしていた。

(取材・文 竹内達也)

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