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「親愛なるバルサ、頼むから…」 欧州CLを前にローマからの“お願い”

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欧州CLでバルセロナ戦に挑むローマサポーター

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝でバルセロナと対戦するローマサポーターは、敵地で行われる一戦の入場料に不満を抱えているようだ。書簡風にしたためられた文章がローマサポーターのための新聞紙『イル・ロマニスタ』に掲載されている。

 ローマは4月4日、欧州CL準々決勝第1戦で敵地のカンプ・ノウに乗り込む。その際に設定されたチケットの最低料金は89ユーロ(約1万1500円)。一般的なセリエAの入場料よりも大幅に高く、戸惑いと批判が広がっているようだ。

 冒頭で「親愛なるバルサ」と記されたカタルーニャ語のメッセージは20日、同紙ウェブ版にも掲載。ジョゼップ・バルトロメウ会長に向けて「あなたの会社はサッカー界の先頭を走っていますが……」と切り出し、チケット価格を減額するよう嘆願している。

「ローマの親たちが、子どもたちにこの試合を見せることがどんな大事な意味があるかを考えて見て下さい。ローマからバルセロナ行きの航空機は、すでに高騰しています。ホテルもどんどん高くなっています。クラブをサポートすることはすでに『高級品』になってしまっていることを理解して下さい」

 そこで矛先となったのは、バルセロナが掲げる「クラブ以上の存在」というスローガン。「あなたたちはユニセフのスポンサーマークで“汚しているが”…」と述べつつ、「その理念をもう一度広めていくためには、このリクエストを考慮して欲しい」と訴えている。

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