beacon

東京V井上潮音、今季初フル出場も不完全燃焼「もっと得点に関わるプレーを」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF井上潮音が今季初スタメン

[3.21 J2第5節 東京V1-1福岡 味スタ]

 東京ヴェルディMF井上潮音は福岡戦で今季初めてスタメンに名を連ねた。後半から途中出場した前節大分戦(0-0)で存在感を示し、中3日の福岡戦で先発。チームは開幕無敗を守ったが、「自分のプレーは少しは出せたと思うけど、勝たないと意味がない」と不完全燃焼だった。

 3-5-2のインサイドハーフでプレー。MF渡辺皓太と並んで攻撃を組み立てたが、激しいプレッシャーに苦戦する場面もあり、「僕たちのところでもっと得点に関わるプレーをしないといけない」と課題を口にした。

「ボールを受けたあとにサイドに散らしてそこからクロスだけではなく、インサイドハーフからクロスやシュートを出して結果を出していかないと、昇格だったり上のチームになるのは難しいのかなと思います」

 チームは後半24分にFWカルロス・マルティネスのゴールで先制したが、後半43分に手痛い失点。井上は押し込まれた時間帯に次々とボールホルダーに寄せていたが、カットインするMFエウレーへの寄せが甘くなり、目の前で上げさせたクロスがGKのミスを誘い、同点弾となってしまった。失点シーンを振り返り、「僕たちのところでもうちょっと寄せられたと思う」と声を落とした。

 昨年3月19日のJ2第4節山口戦(2-0)以来、約1年ぶりのフル出場。最後は足がつるまで走り抜いたが勝利にはつながらず、悔しさが大きく残った。セットプレーでは右足から蹴り出す高精度のキックで何度もチャンスをつくったが、「今日は蹴る回数が多かったのに点が入っていない。1点くらい点が欲しかった」と満足しなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第5節 スコア速報

TOP