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35歳を迎えた川島…積み重ねた経験も、生かせるかは「その瞬間の自分自身」

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日本代表GK川島永嗣

 前日の3月20日、35歳の誕生日を迎えた。一つ年を重ねたが、日本代表GK川島永嗣は一人の選手として、昔と変わらぬスタンスで成長し続けようとしている。

 チーム最年長となる男は、「あまり自分の中で年齢を気にすることはない」と語りつつ、「けど、周りから見たら『35』だと思うので、いろんな意味で責任感を持っていかないといけない」と続け、「自分のことだけでなく、周りのことをもっともっと見ていかないといけない」と、より周囲に気を配りながら、チームに好影響を与えていこうとしている。

 しかし、選手としては、年を重ねようがやるべきことは変わらないことを強調した。「一人の選手としては、35歳だろうが、自分が若いときと変わらずに、自分自身が成長することしか考えていない。そこに関しては年齢は考えていない」。

 今遠征で招集された31歳のGK東口順昭、23歳のGK中村航輔とは日本代表での経験に大きな差があり、国際Aマッチの出場数が4の東口、2の中村に対して、川島は81。個人としてさまざまな経験を積んできたが、「いくら積み重ねても、本番で出なければ意味がない」と言い切った。

「やれることはトライしているし、プラスになっていると自分は信じているけど、それを生かせるかどうかは、その瞬間の自分自身。その瞬間に自分が最大の力を発揮できるように、日々準備をしていくしかない」。自身3度目となるW杯出場に向けて、着々と準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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