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カーン氏「ノイアーとテア・シュテーゲン、万全なら…」ドイツ代表の正GK争いに言及

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ドイツ代表のGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとGKマヌエル・ノイアー

 ロシアW杯を前に、前回大会優勝国ドイツの正GK争いに注目が集まっている。これまでGKマヌエル・ノイアーは“世界最高のGK”の一人と数えられていた。だが、今季は負傷による長期離脱で実戦復帰がままならず、バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがその牙城を脅かしてドイツ代表正GKの座を手中にしつつある。この2人のポジション争いについて、かつてのドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、自身の見解を示した。

 カーン氏は『sport1』のインタビューで「ノイアーはEURO2016の直前にも負傷をしたが、今回はその時よりも厳しい状況になっていると思う。彼はその時より齢をとっていて、回復具合が思わしくない。実際、まだ試合に出場できる状況になっていないからね。それに実戦でのカンもGKにとっては重要となる。チャンピオンズリーグの終盤戦でノイアーが戻ってきても、いきなり100%の力を発揮するのは難しいはずだ」と述べている。

 インタビュアーから“テア・シュテーゲンがW杯で正GKになる可能性は?”と問われると、「彼はW杯でプレーするにふさわしいパフォーマンスを披露している。バルセロナでは常にハイレベルな内容のプレーを見せているし、実際にその質は素晴らしい」と語り、ドイツ代表の正GKはテア・シュテーゲンになる可能性が高いと分析している。

 ノイアーとテア・シュテーゲンの比較については「ノイアーは何年もの間、世界一のGKであると証明をしてきた。だが、テア・シュテーゲンはまだその域に達していない。彼に必要なのは、チャンピオンズリーグというタイトルになるだろう。ドイツ代表の正GKとして認められるためには、やはりそれが必要になると思う。ただ、両者が万全だったら、現時点ではノイアーのほうが上だ。テア・シュテーゲンはまだ及ばない」という見解を明かした。

 また、「ブンデスリーガで国外からやってきたGKが多くプレーしている状況は、決して好ましい状況ではない。ドイツはジャンルイジ・ドンナルンマのような次世代のGKが出てきていないからね。彼のような逸材が輩出されなければ」と続け、“GK大国”と言われるドイツにおいて、新世代の台頭が目立っていない現状に危機感を示している。

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