中国カップ2018の中国代表戦でハットトリックを記録したウェールズ代表FWガレス・ベイルは通算ゴール数を29に伸ばし、代表チームの記録を塗り替えた。試合後のインタビューで「とてつもない栄誉だ」と述べている。

　ベイルは2006年5月、16歳315日という史上最年少でウェールズ代表デビュー。同年10月には欧州選手権予選でFKを直接叩き込み、最年少ゴールを記録した。それから11年半で積み重ねた得点は29。“ドラゴンズ”の歴史を24年ぶりに塗り替えた。

　これまでのレコードホルダーはリバプールの黄金時代を築いたFWイアン・ラッシュ。イングランド1部リーグで得点王を獲得した経験を持ち、イングランドサッカー殿堂入りも果たしている名ストライカーだ。1994年5月、親善試合のエストニア戦でキャリア最後の28ゴール目を記録していた。

　イギリスメディア『BBC』はベイルの試合後インタビューを放送した。「自分が小さい時には、ウェールズの記録を塗り替えられるなんて夢にも思わなかった」。感激した表情で口を開いた28歳は「そんなことを思いもしなかったけど、信じられない栄誉にたどり着くことができた。自分のキャリアのなかで最も良い瞬間の一つだ」と述べた。

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