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「宮市亮は春の太陽のように輝いている」“ガラスのエース”が実戦復帰、リハビリ期間の苦悩明かす

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FW宮市亮がついに実戦復帰

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮がついに実戦復帰を果たした。22日に行われたマインツとの練習試合に途中出場。負傷離脱から復帰し、2月上旬にチームの全体練習に合流していた。

 宮市はマインツとの練習試合で後半22分に投入され、2-1の勝利に貢献した。この試合では宮市同様に、長期離脱していたMFクリストファー・ブフトマンが実戦復帰。マルクス・カウチンスキ監督は「長い間離脱を強いられたリョウとブフトマンは彼らの能力を見せてくれた。我々の戦力が強化される。とても満足しているよ」とカムバックを喜んだ。

 2015年夏にアーセナルからザンクト・パウリに加入した宮市は直後に左膝前十字靱帯を断裂。その後も度重なる怪我に悩まされ、復帰後の17年夏にも利き足の右膝前十字靭帯を断裂し、リハビリ生活は合わせて1年半にも及んでいた。独『ビルト』は「宮市は春の太陽のように輝いている」と“ガラスのエース”の復帰を伝え、コメントを紹介している。

「またサッカーができて楽しい」ーー。2回目の手術後、日本とドイツでリハビリ生活を送った宮市は「2回目の手術のあと、もうサッカー選手としてのキャリアは終わったと思った」と当時の心境を率直に振り返った。昨年10月に一児の父となり、家族の存在が支えになったようで、「苦しかった。妻と幼い息子が支えてくれた。5か月前に父になりました」と話している。

「コンディションはまだ50%くらい。たまに良くないときもありますが、膝は安定しているし、フィーリングは良いです」。昨年8月に2019年6月30日まで契約を延長。リーグ戦は残り7試合となったが、「もちろんシーズン中にリーグ戦に出場できたらいい」と今季中の試合出場に視線を向けている。

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