元アルゼンチン代表のガブリエル・バティストゥータ氏が、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ディエゴ・マラドーナ氏やFWリオネル・メッシについて持論を語った。

　バティストゥータ氏は、アルゼンチンサッカー界の英雄であるマラドーナ氏が特別な存在であると考える。5度のバロンドール受賞歴を誇るアルゼンチンの現エース、メッシでさえも乗り越えられない壁であると強調した。

「彼こそが最も偉大な選手だったと私は思う。ディエゴはサッカーだけでなく、様々な場所でアルゼンチンを代表している。それに、初めてワールドカップで優勝し、国民を歓喜させてくれたのも彼だ。カリスマ性に加え、非凡な才能を持ったファンタジスタだった。メッシは、技術的に同レベル、もしくはその上を行くかもしれないが、マラドーナを追い越すことはできない」

　バティストゥータ氏は、マラドーナ氏がメッシを凌駕するスーパースターである所以は、際立ったカリスマ性にあると指摘する。

「マラドーナのカリスマ性はリオネルとは違う。ディエゴはスタジアム全体をコントロールすることができた。誰もが彼に目を奪われていたものだ。私は彼と一緒にプレーしたことがあるから、チームにとって彼が技術的にもどれほど決定的だったかを証言できる。私はディエゴのそばにいた時、彼を包む特別な光が見えたんだ」

「彼の生活スタイルは僕とほぼ真逆だし、行動については賛成できないことがたくさんあるけど、良好な関係を保っているよ。僕にとって彼が最高に偉大な選手であることは変わらない」

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