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199cmの高さ生かした先制点!5試合ぶり勝利の大宮「ブレずに行こうぜ」と横断幕

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先制点を挙げたFWロビン・シモヴィッチ

[3.25 J2第6節 大宮2-1福岡 NACK]

 悪い流れを断ち切った。大宮アルディージャは開幕節以来、5試合ぶりの勝利。FW大前元紀が「早い時間帯でロビンが点を取ってくれていい入り方ができた」と話した通り、序盤のいい時間帯に先制点を奪ったことで、試合を優位に進めた。

 前半20分、右サイドのMFマテウスが左足で速いピンポイントクロスを供給。「サイドのいいコンビネーションからニアサイドに来ると思った」と、199cmのFWロビン・シモヴィッチが181cmのDF岩下敬輔を上回り、ヘッドで押し込んだ。第2節町田戦(2-3)以来、4試合ぶり今季3点目。得点が勝利につながり、「ゴールするのはチームのため。ゴールを決めてチームも勝った。思い描いた形でとても良かった」と満足感を示した。

 試合後、井原正巳監督は「警戒していたシモヴィッチに決められてダメージを受けた」と話し、シモヴィッチ封じが試合の鍵だったと明かした。それでも、相手の対策を上回って攻撃の起点となり、シュート数はチーム最多の3本。後半7分には高さを生かして相手GKの視界を遮り、大前のFKを“アシスト”するなど、チームのために尽力した。

 目標はJ2優勝と1年でのJ1復帰。4試合未勝利が続いたこの日、サポーターは「目標は優勝 ブレずに行こうぜ」と選手を鼓舞する横断幕を掲げた。開幕ダッシュとはならなかったが、まだ6試合。「タフなゲームだった」と振り返ったシモヴィッチは「この後のシーズンにつながる勝利」とここからの巻き返しを誓った。
 
(取材・文 佐藤亜希子)

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