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“8年前”と似ている状況も…川島「向かっているのは18年」と前だけ見据える

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日本代表GK川島永嗣

 危機感が募る現況は、本大会前の強化試合で4連敗を喫した10年南アフリカ大会に似ているとも言える。しかし、実際に“8年前”を経験した日本代表GK川島永嗣は、「自分たち自身がどうやって乗り切っていくか、どうやって解決していくかが一番のポイント」と“その先”を見据えている。

 10年南アフリカ大会前の強化試合では4連敗と結果を残せないまま、本大会に乗り込んだ。しかし、本大会では初戦のカメルーン戦で1-0の勝利を収めて勢いに乗ると、続くオランダ戦は0-1で敗れたものの、第3戦でデンマークを3-1で下して決勝トーナメント進出を決めた。大会直前に守護神の座を獲得した川島は、全試合フル出場を果たしてチームの躍進に貢献した。

 大会前の状況は似ているものの、「2010年のときのように、同じようにいくかは分からない」と、8年前と同じように本大会で躍進できるとは限らないと語る。「よく、10年と14年の比較をされるけど、僕たちが向かっているのは2018年。どちらかのスタイル、考え方でやったら、うまくいく保証なんて何もない。答えを探し求めるのが、自分たちの役割」と前だけを見つめた。

 翌日にはウクライナと対戦する。23日のマリ戦では1-1のドローと不完全燃焼に終わり、「内容も結果も、一人も満足できる選手はいない」と唇を噛む。だからこそ、ウクライナ戦では「一人ひとりが自分が持っている力、特長を含めて出し切ることが大前提になる」と完全燃焼して、満足できる内容と結果をつかみ取りたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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