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ドイツ代表CBに触発された昌子「チャレンジしないことには始まらない」

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ウクライナ戦に向けて調整するDF昌子源

 チームは前を向いて進んでいる。日本代表DF昌子源(鹿島)は23日のマリ戦(1-1)後のチーム状態について「雰囲気的にはそんな暗くない。試合が終わったあとは選手同士で課題を話したけど、今日は明るかった」と指摘。27日のウクライナ戦に向けては「マリよりすべてが上のチーム」としたうえで、「みんな“やってやろう”“勝ってやろう”という気持ちが高まっている。いい雰囲気だと思う」と強調した。

 単調なロングボールが増えたマリ戦の後半の反省も踏まえ、最終ラインからのビルドアップの重要性を再認識した。マリ戦後にはドイツ対スペインの国際親善試合も宿舎でテレビ観戦。その思いを強くした。

「フンメルスとボアテングのセンターバック2人が組み立てに関わっているシーンが多かった。それが現代のサッカーだと思う」。世界を代表するセンターバックのDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテング(ともにバイエルン)のプレーに触発された。

「(相手が)来ていないのに前の選手に預ける必要はないし、相手がブロックをつくっているのにセンターバックが前に運んで突っ込んでいっても仕方がない。使い分けが大事だし、(ドイツ代表は)センターバックからの縦パスが多い。チャレンジしないことには始まらない」

 ただ回すだけでもなく、簡単にロングボールを蹴るわけでもない。状況に合わせ、臨機応変にプレーを選択する。攻撃の第一歩となるセンターバックからのビルドアップにもこだわり、攻撃が手詰まりになったマリ戦の借りを返す。

(取材・文 西山紘平)

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