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「別に本田圭佑だから話してるわけじゃない」長友が必要性感じた“戦友”のプレー

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日本代表DF長友佑都

[3.27 キリンチャレンジ杯 日本1-2ウクライナ リエージュ]

 ともに長年チームを引っ張ってきた“戦友”とも呼べる存在だ。そろって先発出場を果たしたウクライナ戦で、DF長友佑都(ガラタサライ)はFW本田圭佑(パチューカ)の「勇気ある」プレーがチームにもたらした効果を感じていた。

 23日のマリ戦では背後を狙った縦に速い攻撃に固執した結果、攻撃が単調になってしまった。しかし、ウクライナ戦で右ウイングの位置に入った本田は、背後を突こうとするだけでなく、低い位置に落ちてきてボールを呼び込み、足元でつないで攻撃のリズムを生み出そうとする場面を多々作った。逆サイドの後方から見つめていた長友は、このプレーがチームを「助けていた」と振り返る。

「裏に蹴るのは難しい場面で、勇気ある選手が落ちてきて、タメを作りファウルや時間をもらう。圭佑はタメを作れるからサイドバックも上がれるし、中盤も、ディフェンスラインも押し上げられる。それは地味で見えないかもしれないけど、チームに与える効果は絶大だと思った」

 背後を突いたボールを放り込むという選択肢を第一に持っていたとしても、「オプションを持っていないとしんどい」と語るように、「ボールを保持して時間を作り、その間に良いポジションを取れて、少し休むことはできる」と、“裏狙い”以外の選択肢を持つのは重要。「別に本田圭佑だからとか、ずっと戦ってきた戦友だからと言って、僕は話しているわけではない」。ひいき目なしに、本田のようなプレーはチームの選択肢を増やすことを強調した。

(取材・文 折戸岳彦)

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