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組み立てた“その先”が課題…柴崎「連係も連動性も足りなかった」

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日本代表MF柴崎岳

[3.27 キリンチャレンジ杯 日本1-2ウクライナ リエージュ]

 トップ下の位置に入り、自身の存在価値を示そうとピッチ上を駆け回った。しかし、1-2とチームを勝利に導くことができず、日本代表MF柴崎岳は「結果が出なかったので残念な試合だった」と悔しさを滲ませた。

 ボールを受ければ的確に散らしてリズムを生み出そうとし、守備に回っても激しく体を寄せてボールを強奪して相手攻撃を寸断するなど、戦う姿勢を示した。さらに前半21分に先制を許して迎えた同41分には、右足から蹴り出した鋭く正確なFKをDF槙野智章へと届け、一時は同点となるゴールをお膳立てした。

 セットプレーから得点は生まれたが、流れの中からはなかなか決定機を創出できず。組み立ての部分では、「ある程度ゴール前まで運べているシーンを振り返ると、ショートパスを精度良くつなぎ、サイドチェンジをしながら組み立てるシーンがあった。そういうシーンがあると、前で少し時間が作れて押し込める時間帯もあった」と手応えを感じたようだが、“その先”を課題として挙げた。

 ゴール前に運んだ後、「そこからは個人のアイディアや個人の判断に委ねられる部分もある」と個の能力に頼る部分があるとしつつ、「最後の局面の部分はもう少し詰める必要がある。連係が足りなかったし、連動性も足りなかった」とチームとして成長させるべき点でもあると続けた。

 残された時間は限られているが、「その部分はあまり心配していない。今後も合宿があるし、十分に詰めていけると思う」と前を向く。再び日本代表メンバーに名を連ねるためにも、所属するヘタフェでさらなる成長を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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