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実戦復帰を果たした宮市亮、公式戦での出場には慎重「以前はすぐにプレーしたかったが…」

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 ブンデスリーガ2部のザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は先日、テストマッチで約9か月ぶりの実戦復帰を果たした。地元紙『ハンブルガー・アベントブラット』で、公式戦への復帰について慎重な構えを示している。

 2015年夏にアーセナルからザンクト・パウリに渡った宮市は、加入直後に左ひざの前十字じん帯を断裂すると、昨年6月末に今度は右ひざの十字じん帯を断裂。度重なる重傷に悩まされ続け、ドイツでは公式戦24試合の出場にとどまっていた。

「ショックでしたね。あれほどモチベーションを上げ、たくさんのことを成し遂げようと意気込んでいたところでしたが、またあのような目に遭うとは」と2度目の重傷を振り返る宮市。昨夏にクラブと2019年までの新契約を締結した25歳のウィングは、「クラブや同僚たちのサポートは本当に素晴らしかったです。その時、以前より強くなって戻って見せることを決心しました」と今後はその恩を返すことに努める。

 そして、ここ2か月間チーム練習に参加していた同選手だが、22日に行われたマインツとのテストマッチの67分に途中出場を果たすことに。「一瞬もヒザのことを意識しなかったです。初め、練習では一対一を怖がりましたが、マインツ戦ではそのようなことがまったくなかったです」と負傷を気にせずプレーができたという。

 しかし、宮市は今シーズン中の公式戦への復帰を急ぐことはないようだ。「焦って無理をするようなことはしません。来シーズンもあります」と話し、「以前は負傷明けからすぐにプレーをしたいと思っていましたけど、それで再びケガしてしまいました。なので、これからはもっと辛抱したいです」と言及。報道によると、今後の現役生活は通常の練習のあと、ジムでヒザを安定させるためのメニューをこなさなければいけなくなった宮市だが、慎重な姿勢を崩すことはなかった。

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