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[船橋招待]Jデビュー17歳が「心に火を付けた」…四国無敗王者・徳島ユースが仙台ユースに快勝

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仙台ユースを2-0で下した徳島ヴォルティスユース

[3.30 船橋招待U-18 徳島ユース2-0仙台ユース グラスポ]

 第23回船橋招待U-18サッカー大会が30日、千葉県船橋市内の2会場で開幕した。グラスポ法典公園での第2試合は、徳島ヴォルティスユース(徳島)がベガルタ仙台ユース(宮城)を2-0で下した。

「こちらがボールを動かす時に、相手に迷いがあるなかで来てくれたのでやりやすかった。自分たちのやりたいサッカーができた」。試合後、徳島ユースの羽地登志晃監督がそう振り返ったように、ピッチを幅広く使ってボールを支配した昨季の四国王者が試合を優位に進めた。

 前半5分、左ウイングバックのDF久米航太郎(新3年)がサイドを駆け上がると、ゴール前に斜めのパスを配球。FW岩佐瞭希(新3年)がニアサイドでつぶれると、逆サイドからスペースに走り込んだMF山田誠人(新3年)が落ち着いて決め、徳島ユースが早々にリードを奪った。

 一方の仙台ユースは恵まれたフィジカルを持つFW菅原龍之助(新3年)にボールを集めて攻撃を展開する。ところが次のチャンスも徳島ユース。前半9分、ロングボールに抜け出したDF市川健志郎(新2年)がPA内でシュートを放ったが、GK小畑裕馬(新2年)が身を挺してブロックした。

 スコアレスで迎えた後半も徳島ユースのペースが続いた。すると9分、再びスコアが動く。先制点を決めた山田がゴール正面右寄りを攻め上がり、利き足ではない右足に持ち替えて鋭く振り抜く。わずかに相手DFを外したボールはゴール左上隅ギリギリに突き刺さって、リードを2点に広げた。

 一方の仙台ユースは後半21分、ゴール前に人数をかけた攻撃を試みると、押し込んだところからFW粟野健翔(新3年)が立て続けにシュート。しかし、GK後東尚輝(新1年)のビッグセーブに遭うなどいずれも決められず。試合はそのまま25分を迎え、タイムアップとなった。

 勝利した徳島ユースは昨季、プリンスリーグ四国を無敗で制したものの、プレミアリーグ参入戦2回戦で流通経済大柏高(千葉)に敗戦。「悔しい思いをしてきたが、あのレベルが基準。あのレベルに打ち勝つためにトレーニングを良い雰囲気でやっている。“忘れない”ということでやっていきたい」(羽地監督)と、昇格を逃した経験を今季のモチベーションに変えている。

 すでにトップチームに帯同し、J2リーグで出場機会も得ているFW藤原志龍(新3年)がユースで活動できるかは不透明だが、この日も鋭い突破と精度の高いクロスを見せていた久米と市川を始め、MF松原蓮(新2年)、MF森田凜(新2年)が練習参加に呼ばれるなど人材は豊富。藤原の存在によって「羨ましさと悔しさが他の選手の心に火を付けている」(羽地監督)という効用も呼びつつ、レベルアップを重ねているようだ。

(取材・文 竹内達也)

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