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[MOM2454]広島皆実MF岡本拓海(新2年)_“勝負強い”ドリブラーの意表突いたロング弾

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意表を突いたロングシュートを決めた広島皆実高MF岡本拓海(新2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 船橋招待U-18 桐光学園高1-1広島皆実高 グラスポ]

 意表を突いたロングシュートで先制点を奪った。広島皆実高MF岡本拓海(新2年)は桐光学園高戦の後半開始直後、ハーフラインをわずかに越えたあたりから右足を一閃。グングンと伸びた軌道のボールはGKの手をすり抜け、ゴールネットに突き刺さった。

「ファーストタッチした時にゴールが見えたので、思い切って振り抜きました。(人工芝の)グラウンド的にも蹴りやすく、遠目から狙おうと思ってました」。右サイドハーフで先発した背番号11は、1週間前に行われた中国高校新人大会3位決定戦でも得点。昨季の選手権予選でも準決勝、決勝でゴールを決めた勝負強さを全国レベルの強敵相手にも発揮した。

 シュートはあまり得意ではないと謙遜し、「苦しい状況を技術で突破する」というドリブラーを自認するが、「ちょっと違う視点からのシュートは好き」とこだわりも見せる。とくに「長い距離からのシュートとか、股抜きシュートは狙っています」と話したように、この日のゴールはまさに狙いどおりの一発となった。

 広島ジュニアユース出身だが、ユース昇格ができずにたどり着いた高校サッカーの舞台。「全国を狙える環境に」と選んだ広島皆実は選手権県予選5連覇中だが、2013年度大会を最後に全国初戦敗退が続いている。「まずは全国で1回戦を勝つことが目標」と鬼門突破へ向けての意気込みを口にした。

(取材・文 竹内達也)

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