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公式戦3試合連続先発も…神戸の高卒新人MF郷家「早く結果を残したい」

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前半36分にはボレーシュートを放った郷家友太

[3.30 J1第5節 柏2-1神戸 三協F柏]

 本人も驚きの先発起用だった。今季青森山田高からヴィッセル神戸に加入したルーキー、FW郷家友太は4-2-3-1の2列目右サイドで90分間ピッチに立った。前節・C大阪戦(○2-0)、ルヴァン杯・鳥栖戦(○2-0)と公式戦3試合連続でのスタメン起用になるため、先発すること自体に驚きはない。しかし、この日の郷家は19日から28日までのU-19日本代表インドネシア遠征から帰国したばかりだった。

「前節のときに間で受けてリズムをつくってくれた」と吉田孝行監督も期待を寄せ、「多少強行日程ではあったんですけど、若いですし、体力もあるのでいけるかなと。インドネシアは時差は2時間くらいだったので、問題ないかな」とスタメンに抜擢した。

 後半6分には、左サイドのFW田中順也のクロスにゴール前に入ると、ゴールとDFを背にして受けた郷家は駆け上がってきたMF藤田直之にボールを落とす。シュートは柏守備陣のブロックにあったが、決定機にからんだ。また、守備でもチームに貢献、前線からの守備を続けて柏のDFユン・ソギョンに仕事をさせなかった。「守備の部分でレイソル対策をしていたので、監督の作戦に応えられるようにと思っていた」と郷家。対して指揮官は「守備の部分で前に行くプレッシングはよかった」と評した。

 高校選手権でスタンドを沸かせた、郷家の武器のひとつであるロングスローはこの日は見られず。「チャンスがあれば投げていいと言われているんですけど、ちょっと前に脱臼したので、いまは控えさせてもらっています」。FWハーフナー・マイク、FWウェリントンと前線にヘディングの強い選手が揃うだけに、今後は期待できそうだ。

 3月7日のルヴァン杯・長崎戦でプロデビューし、この日で公式戦は4試合目。「このまま定着できるように」とプロの世界で地に足をつける郷家は「結果がすべてなので、早く結果を残したい」と目に見える成果を求めた。

(取材・文 奥山典幸)

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