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“ゴール”もノーゴールも疑惑の判定…憲剛「ブーイングで終わるのはもったいない」

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広島選手の抗議後にゴールは取り消された

[3.31 J1第5節 川崎F0-1広島 等々力]

 首位攻防戦は後味の悪い幕切れとなった。川崎フロンターレは後半45分、左サイドを突破したDF車屋紳太郎が鋭いクロスを入れると、DF水本裕貴がクリアしたボールをGK林卓人が前に弾き出し、水本に当たったこぼれ球をMF長谷川竜也が押し込んだ。土壇場で同点に追いついたかに見えたが、東城穣主審はオフサイドの判定を下し、ゴールを取り消した。

 ゴールライン際には車屋のクロスに飛び込んだDF和田拓也が残っており、オフサイドに見えなかったため、サポーターは大ブーイング。FWパトリックの得点前には、広島の選手がオフサイドポジションにいたように見えたが、オフサイドではなくCKが与えられて失点につながったことも相まって、試合終了のホイッスルが鳴ると、再びスタジアムは大ブーイングに包まれた。MF中村憲剛は「ピリッとした良いゲームだったので、こういう雰囲気でブーイングで終わるのはもったいない」と話した。

 “疑惑の判定”で試合が決まり、後味の悪い幕切れ。憲剛は「レフリーには個人差がある」と理解を示したうえで、「難しいところ。長くやっている方だし、あまり言いたくないですけど」と言葉を飲み込んだ。チームは今季初黒星を喫し、首位から転落。相手の堅守を崩して攻撃の形をつくっていただけに、「自分たちのやるべきことを続けていくだけ」と切り替えるしかなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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