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外国人FWをねじ伏せる高校選抜CB生駒仁、大会通して自信も

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日本高校選抜CB生駒仁(鹿児島城西高→横浜FM)がインターセプトしてクリア

[4.2 デュッセルドルフ国際ユース大会準決勝 日本高校選抜 2-1 ハダースフィールド]

 反撃するハダースフィールド(イングランド)アタッカー陣の前に日本高校選抜CB生駒仁(鹿児島城西高→横浜FM)が立ちはだかった。日本のハイプレスに引っかかるシーンの多かったハダースフィールドは2点リードを許したこともあって、徐々にロングボールの数を増加。特に後半はパワーで押し込んできていた。
 
 だが、前半は生駒とCB蓑田広大(青森山田高→法政大)、後半は生駒と左SBからCBへポジションを移した角田涼太朗(前橋育英高→筑波大)が、中央で相手の攻撃を跳ね返し続ける。特に生駒は抜群の高さを発揮していたのに加え、SBの背後のスペースへのボールに対しても守備範囲広く対応。21分にサイドを攻略されて1点を失ったものの、同点ゴールを許さずに勝ち切った。

 生駒はデュッセルドルフ国際ユース大会で全5試合フルタイム出場。「身体的には全然問題ないです」と語るCBは相手の上から叩くようなヘッドや1対1の強さ、身体を張ってFWの抜け出しをブロックする部分も含めて外国人選手をねじ伏せるような守りを見せている。

「自分もやっているうちに段々自信ついてきて、そういう印象があります」と生駒。この日はCKからのヘッドで先制アシストもした。新人Jリーガーであり、日本高校選抜の守備の柱を担う大型CBは、存在感ある動きでチームを決勝へ導いている。

 ハダースフィールド戦については、失点シーン以外はほぼ危なげない守りだったが、生駒はその1本を反省する。1回のチャンスを与えてしまえば失点しまう可能性がある。今大会は各試合、チャンスを作られているシーンは少ないものの、これで4試合連続で1失点。だからこそ、ボルシアMGとの決勝(2日)はその1本のチャンスを与えずに無失点で終える。目標は優勝。「スタッフ、仲間全員で必ず優勝を勝ち取って日本に帰りたい」という言葉を必ず実現する。 
 
(取材・文 吉田太郎)
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