beacon

選手権、高校選抜で勝ち続けて“高校生活”終えた前橋育英勢、仲間たちに感謝

このエントリーをはてなブックマークに追加

優勝を喜ぶ日本高校選抜の前橋育英勢

[4.2 デュッセルドルフ国際ユース大会決勝 ボルシアMG 1-2 日本高校選抜]

 第96回全国高校サッカー選手権で初優勝した前橋育英高(群馬)からはMF田部井涼主将(前橋育英高→法政大)、GK湯沢拓也(前橋育英高→立正大)、右SB後藤田亘輝(前橋育英高→青山学院大)、左SB角田涼太朗(前橋育英高→筑波大)、FW飯島陸(前橋育英高→法政大)の5人が日本高校選抜として欧州遠征に参加した。

 デュッセルドルフ国際ユース大会で湯沢は第2GKに回り、選手権得点王の飯島は無得点に終わるなど悔しい思いを持った選手もいる。全6試合で先発出場した角田も自身のプレーについて全く満足していなかった。

 それでもそれぞれが持ち場で役割を全う。特に攻撃面では、選手権で飯島に助けてもらった分を取り戻すかのように前橋育英の選手たちがゴールラッシュを見せた。予選リーグ初戦で田部井がゴールを決めたのを皮切りに、第2戦では後藤田が劇的な同点ゴール。第3戦は角田、予選リーグ最終戦では後藤田が思い切りの良い攻撃参加からいずれも同点ゴールを奪ってチームを救った。

 そして準決勝、決勝では田部井が2試合連続ゴール。選手権で日本一に輝いた前橋育英の選手たちが全試合でゴールを決めてその勝負強さを改めて印象づけた。出番を得られない中、湯沢が前橋育英の仲間たちにサポートしてもらったことを高校選抜で率先してやることを心がけ、田部井はタレント揃う前橋育英で学んだように、試合に出られない選手に声がけしながらチームをまとめていた。

 前橋育英の仲間たちと過ごした日々で学んだことを高校選抜でも発揮し、優勝。後藤田は「育英で優勝して終われて、こっちでも優勝して終われて一番いい終わり方ができた。育英の仲間たちにも感謝したいです」と勝ち続けて終われたことを前橋育英の仲間たちに感謝していた。

(取材・文 吉田太郎)
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
★日本高校選抜の活躍を プーマ フットボール公式Instagram アカウント でもチェック!

TOP