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アストーリの死から1か月…悲劇のウディネーゼ戦へ向かうビオラ「強くあろう」

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悲劇から1か月、フィオレンティーナは敵地ウディネーゼ戦に臨む

 フィオレンティーナは3日、1か月前に主将のDFダビデ・アストーリを失ったウディネで、延期されていたウディネーゼ戦に挑む。

セリエA第27節ウディネーゼ戦が行われるはずだった3月4日の朝、フィオレンティーナはチームの精神的支柱である主将のアストーリを突然死により失った。このため同日以降に予定されていたセリエAの試合はすべて延期が決定。

 まるでアストーリの魂が乗り移ったかのように勝利を積み重ね4連勝と波に乗るフィオレンティーナだが、悲劇から1か月のときを経て、ビオラのメンバーは再び同僚が帰らぬ人となったウディネへと向かった。

 MFリカルド・サポナーラは、ウディネ遠征の出発前にインスタグラムを更新。自身の複雑な心境を吐露した。

「今日、ウディネへ出発する。そう、あのウディネだ。皆、今回の遠征をどんな気持ちで何を思って過ごすことになるのだろうか。ただ確かなことは、皆が一緒にいるということ。団結して、1つにまとまり、支え合う。強くあろう。僕らよ、フォルツァ(頑張れ)」

 また対戦相手となるウディネーゼの指揮官マッシモ・オッド監督も記者会見で、次戦の難しさを感じている。

「明日の試合は特別な試合になる。フィオレンティーナにとって難しい試合になるだろうが、それはこちらも同じだ。簡単ではないだろう。このような悲劇は決して忘れられるものではない。それに、どうしても考えがあの日に向いてしまう。両チームとも精神的な影響があるだろう」

 なお背番号「13」をつけていたアストーリに敬意を表し、ウディネーゼ対フィオレンティーナ戦の13分には、スタディオ・フリウリのメガスクリーンにフィオレンティーナ主将の遺影が映し出される。

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