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ヤマハ沸騰!!MF荒木大吾のプロ初弾含む2点で磐田が劇的逆転! 甲府は20歳FW森の活躍も実らず

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MF荒木大吾の2ゴールで磐田が劇的な逆転勝利

[4.4 ルヴァン杯GL第3節 磐田3-2甲府 ヤマハ]

 ルヴァン杯グループリーグ第3節が4日に行われ、B組ではJ1ジュビロ磐田とJ2ヴァンフォーレ甲府がヤマハスタジアムで対戦し、磐田が3-2で逆転勝利を飾った。途中出場のMF荒木大吾がプロ初得点を含む2ゴールの活躍。互いに2勝1敗の勝ち点6で、清水と並んで1位タイとなった。第4節は18日に開催され、磐田はホームで札幌、甲府は敵地で清水と対戦する。

 磐田は直近のリーグ戦である1日のJ1第5節・浦和戦(2-1)から先発11人を変更。U-21選手枠ではMF針谷岳晃(19)、MF伊藤洋輝(18)、FW小川航基(20)の3選手を起用した。

 今季トップ昇格した伊藤は、3月7日のグループリーグ第1節・清水戦(0-1)でプロデビューを果たしていたが、スタメン出場はこれがプロ初。また、昨年5月のU-20W杯で左膝の大怪我を負った小川航基は、294日ぶりの公式戦復帰となった3月14日のグループリーグ第2節・札幌戦(1-0)に続き、磐田の選手としては昨年5月10日のルヴァン杯グループリーグ第5節・清水戦(4-2)以来、329日ぶりの先発復帰となった。

 一方、ルヴァン杯開幕2連勝の首位甲府も1日のJ2第7節・岐阜戦(4-3)からスタメンを総入れ替え。U-21選手枠では、今大会開幕2試合連続ゴール中のFW森晃太(20)を起用した。

 U-21日本代表の森保一監督が視察に訪れた一戦で先にアピールに成功したのはその森だった。前半21分、左サイド深くでボールを受けた森がニアのスペースにパスを通し、走り込んだFW堀米勇輝がPA内左からマイナスに折り返すと、最後はFW金園英学。2011年のプロ入りから4シーズン過ごした古巣のゴールに右足で押し込み、先制点を挙げた。

 磐田はトップ下の針谷が広い視野を生かして攻撃を組み立て、小川航基がポストプレーをこなしつつフィニッシャーとして機能。前半26分、針谷の右からの折り返しにMF太田吉彰が右足で合わせ、シュート性のボールをゴール前の小川航基が押し込もうとするが、甲府GK岡大生がビッグセーブを見せた。

 さらに前半27分、DF小川大貴の右クロスからニアの小川航基がヘディングシュート。しかし、クロスバーの上に外れる。甲府の森も同39分にフリーでPA内左へ抜け出す絶好機を迎えるが、時間がかかってしまい、右足で打ったシュートはゴール右外へ。前半は甲府の1点リードで折り返した。

 後半も攻め続ける磐田。後半3分にPA内で連続ターンを見せた小川航基が潰され、こぼれ球に反応したMF松本昌也が左足でシュートを放つも、相手DFにブロックされる。

 後半8分には伊藤が左足で強烈な弾道のシュートを見舞い、DF小出悠太に当たって右CKへ。同9分、キッカーの太田からのクロスはGK岡にパンチングで弾かれるが、PA手前中央でこぼれ球を拾ったMF山本康裕が左足を一閃。アウトにかかったシュートがゴール左に突き刺さり、1-1と同点に追いついた。

 昨年4月に右膝前十字靭帯損傷および半月板損傷により、全治約6か月の診断を受けた山本。長期離脱からグループリーグ第2節・札幌戦(1-0)で途中出場して復帰を果たし、スタメン起用された今節に復活を印象づける見事なゴールを挙げた。

 しかし、B組首位の甲府も譲らない。後半16分、中央のMF佐藤和弘が右の森に預けてPA内右に走り込み、リターンパスを引き出して右足でシュート。ゴール左に決まり、水戸からの移籍後初得点で2-1とした。

 再びリードを許した磐田は小川航基にボールを集めて攻め込むが、なかなかゴールを割れない。それでも後半41分、左サイドのスローインから小川大貴が途中出場の荒木に渡すと、荒木はドリブルでPA内左に持ち込み、右足で豪快なシュート。右ポストに当たってゴールに吸い込まれ、プロ初得点をマークした。

 後半アディショナルタイム3分にはセットプレー崩れから右サイドの松本が右足でクロスを入れ、ファーの小川航基とMF道渕諒平が競ってボールが中央へ。その落ち際を荒木が右足で叩くと、見事にゴール右へ突き刺さり、3-2と逆転に成功する。終盤の劇的な展開にスタジアムのボルテージは最高潮となり、興奮が冷めやらぬままタイムアップとなった。

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