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U-16世界切符かけた「UEFA Young Champions」、石川直宏氏が日本代表6人を選出!!

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石川直宏氏が6選手を選出した

 U-16世代の選手たちが世界一を競う「adidas UEFA Young Champions 2018 × TANGOLEAGUE」日本代表選抜大会が4日、神奈川県・しんよこフットボールパークで開催され、昨季限りで現役を引退した石川直宏氏が世界大会を戦う日本代表6選手(フィールドプレーヤー5人+GK1人)を選出した。

 2017-18欧州CL決勝の開催地キエフ(ウクライナ)で行われる世界大会への出場権、5月25日の欧州CL決勝観戦を含めたツアー(5月20日〜28日予定)への切符を懸け、5対5のフットサル形式で熱戦が繰り広げられた。大会には24チームが参加し、8ブロックに分かれて10分1本の予選リーグを実施。全8チームが決勝トーナメント(7分ハーフ)に進出し、優勝を争った。

 10分ハーフで行われた決勝戦は田口フットボールアカデミーJY(Aチーム・東京)と横浜栄FC (神奈川)が激突。横浜栄FCは開始早々に木村颯太(3年)が落としたボールを佐藤成志(3年)が押し込み、先制点。1-1で迎えた8分にも木村→佐藤のホットラインからゴールを陥れると、10分には佐藤がコントロールショットを突き刺し、ハットトリックを達成。流れが変わった後半は田口FAの守護神白銀洋次郎(3年)がビッグセーブを連発し、本間士悠(3年)が1点を返したが、反撃もここまで。横浜栄FCが3-2で競り勝ち、参加24チームの頂点に立った。

 優勝した横浜栄FCからは2人が日本代表に選出された。2アシストを記録したレフティの木村は「正直、選ばれる自信はなくて無理かと思った」と選出を驚いたが、石川氏は「周りの選手を生かすプレー、自分で仕掛けていく姿勢の両方があって、もっと見たくなる選手の一人」と期待を寄せた。的確なカバーリングでピンチを潰した平井淳貴(3年)も選ばれ、同氏は「冷静にチームのためにプレーしていた」と選出理由を説明した。

 石川氏は時折メモを取りながら、真剣な眼差しで試合を視察。「一人ひとりのプレーはもちろん、その組み合わせを重視した」と互いを生かし合う“相乗効果”に期待してメンバーを選考し、表彰式で6人の名前を読み上げた。今後はコーチとして特別指導を行い、世界大会にも帯同する。世界切符を手にした選手たちに「日本の代表として胸を張ってチャレンジしてほしい。僕の想像を超えるプレーが見たい」とエールを送った。

 また、予選からゴールを量産し、大会得点王に輝いた本間士悠(田口フットボールアカデミーJY・Aチーム=3年)にはアディダス製シューズ「PREDATOR TANGO 18.3 TF」が贈られた。大会会場では4日に発売となった新カラー「DEADLY STRIKE PACK(デッドリーストライクパック)」の試し履きを実施。目を引くエアログリーン、ユニティインク(ネイビー)、 ハイレゾグリーンを取り入れたデザインが注目を集め、選手たちは「COPA」「PREDATOR」「X」「NEMEZIZ」の履き心地の違いを確認した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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