3月にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、アメリカMLSのLAギャラクシーに加入したFWズラタン・イブラヒモビッチが尊敬するジョゼ・モウリーニョについて言及し、FA杯制覇にエールを送った。『ESPN』が伝えている。

「俺はモウリーニョが好きだ。彼はスペシャル・ワンだよ」。インテル時代にも指導を受けた恩師に尊敬の念を抱くイブラヒモビッチは「彼がいると心強かった。大きな責任も与えてくれた。俺の唯一の問題は、いつ俺を休ませればいいのかわからないことだと言ってくれたよ」と冗談交じりにエピソードを明かすと、「スペシャル・ワン」だからこそFA杯制覇がマストだと強調した。

「ここまでうまくやってきたが、獲得できるトロフィーはあとひとつだけ、FA杯だ。獲得できることを願っているよ」。2シーズンぶりに4強入りを決めたユナイテッドは21日の準決勝でトッテナムと激突する。

「昨年は3つのトロフィーを獲得できた。新しい監督、複数の新しい選手が来た新しいチームだったんだ、上出来だろ。あの調子でいってほしいね。ユナイテッドのようなトップチームは勝ち続ける必要がある」

　一方、アメリカに新天地を求めたイブラヒモビッチは3月31日に行われたロサンゼルスFCとのダービーマッチでデビュー。後半26分からの途中出場で2ゴールを挙げる活躍を見せ、チームを逆転勝利に導いた。鮮烈デビューを飾り、「俺はいま、純粋にサッカーがしたいと思っている」と現在の胸中を語っている。

「気持ちよくサッカーがしたい。それだけだ。この間は20分しかプレーしなかったが、ちゃんとトレーニングをしてきている。はやくチームに馴染んで、自分の試合を見せたいね」

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