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今日一の危機!?「ビビる暇もなかった」GK西川&肝を冷やしたマウリシオ

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浦和レッズGK西川周作とDFマウリシオ

[4.7 J1第6節 浦和1-0仙台 埼玉]

 味方が蹴ったボールがゴールを襲う。「ビビる暇もなかった」ほど急なタイミングで飛んできたボールだが、浦和レッズGK西川周作はきっちりと、そのボールをはね返してゴールを守り抜いた。

 前半5分にFW興梠慎三のゴールで先制した浦和だったが、特に後半は仙台に押し込まれる時間帯が続いた。同点ゴールを許さずに試合を進めると、後半15分にこの日一番とも言える危機が訪れる。右サイドからMF梁勇基が蹴り込んだFKがゴール前のFW石原直樹が飛び込んで放ったダイビングヘッドはポストを叩くが、その後に予期せぬタイミングでゴールを脅かされた。

 こぼれ球に反応したDFマウリシオが「ゴールの上を狙った」というクリアが、「ミートさせられなくて危険な方向に向かってしまった」と至近距離から浦和ゴールに向かう。「ビビる暇もなかった」という西川だったが、向かってくるボールに顔をそむけることなく立ち向かい胸に当ててゴールを守った。

「今日、振り返ると一番のピンチだった(笑)。ただ、彼(マウリシオ)にとってもギリギリのプレーだったと思う。僕に当たってくれたのは、運も味方につけられたのかなと思います」

 今季リーグ戦初の完封に笑顔を見せた西川。そして、思わぬキックミスで肝を冷やしたマウリシオは「本当にゴールに入らなくて良かった」と試合後に安堵の表情を浮かべていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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