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広島がACL敗退直後の柏撃破!開幕無敗を「6」に伸ばし首位固め

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広島は今季4度目の“ウノゼロ”を達成

[4.8 J1第6節 柏0-1広島 三協F柏]

 J1第6節、三協フロンテア柏スタジアムでは4戦負けなしで5位につける柏レイソルが無敗で首位のサンフレッチェ広島を迎えた。試合はDF佐々木翔の3年ぶりのゴールが決勝点となり、広島が1-0で勝利した。

 4日の全北現代戦に敗れ、1節を残してACLグループステージ敗退が決定した柏は、GK中村航輔が全北現代戦に続いて欠場。FW瀬川祐輔が移籍後リーグ戦で初めて先発に起用され、ダブルボランチにはMF細貝萌とMFキム・ボギョンが入った。
 ここまで4勝1敗の無敗で首位を走る広島は、4日のルヴァン杯・浦和戦(△0-0)からスタメンを全選手入れ替え。川崎Fとのリーグ天王山で決勝点を挙げたFWパトリックのほか、FW工藤壮人が初めて敵プレイヤーとして三協フロンテア柏スタジアムのピッチに立った。
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 開幕戦では仙台に敗れたものの、その後2勝2分と調子を上げてきている柏だが、今季公式戦8戦無敗の広島がまずはペースをつかむ。ボールを保持する時間を長くし、右サイドから次々と柏ゴールに迫っていく。開始3分には、複数の選手が絡んでパスを回すと、MF柴崎晃誠のクロスにパトリックが合わせるが、ゴールマウスをとらえることはできない。12分にも右サイドを突破し中央にボールを入れると、工藤のスルーパスにMF稲垣祥が抜け出そうとしたが、ボールは柏DFに当たってCKとなる。

 なおも右サイドからチャンスをつくる広島は、17分、右サイドバック和田拓也のクロスが逆サイドに流れたボールを、左サイドバックの佐々木がひろって左足を一閃。シュートは間合いをつめていたGK桐畑和繁を破ってゴール右上に突き刺さり、広島が先制に成功した。

 リーグ5試合中でわずか1失点の広島の堅守を前に、高い位置までボールを運べず苦戦を強いられる柏。31分にはスローインの流れからFWクリスティアーノのクロスに瀬川がヘディングでシュートまで持ち込んだが、シュートはクロスバーを越えてしまう。

 後半に入り柏は相手ゴール前のシーンを増やしていく。2分、CKの流れから伊東が左サイドからドリブルで切り込んだが、シュートは広島DFに当たってしまう。11分にはDF{ユン・ソギョンのクロスをクリスティアーノが合わせるも枠を捉えられない。

 キャプテンのMF大谷秀和、FW山崎亮平を投入して圧力を強める柏は、クリスティアーノのクロスからMF江坂任のヘディングシュートがゴールマウスに向かったが、GK林卓人の好セーブにあってしまう。すると山崎がドリブルで仕掛けたところを和田に倒されて判定はPKに。しかし、クリスティアーノがゴール右下に放ったシュートは、GK林に止められてしまう。

 広島は3枚の交代枠を使い切って逃げ切りをはかる。なおも攻める柏は、伊東が右サイドから突破を試みるが、タッチライン際でGK林がストップ。流れの中やCKからゴール前にボールを放り込むが、広島守備陣は最後まで集中を切らさず。アディショナルタイムにはクリスティアーノが決定機を迎えたが、ヘディングシュートはクロスバーに弾かれてしまう。

 試合は1-0で広島リードのまま終了。敵地での柏戦で3年ぶりに勝利をおさめた広島は、勝ち点を「16」に伸ばしている。
 
(取材・文 奥山典幸)

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