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[関東]名古主将も評価する1年生3人が先発の順天堂大が東洋大に4発好発進

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順天堂大が4-0と快勝発進を決めた

[4.8 関東大学L1部 順天堂大4-0東洋大 味フィ西]

 関東大学リーグ1部の第1節2日目が8日に行われた。味の素フィールド西が丘の第2試合では、順天堂大東洋大を4-0で下した。

 開幕戦から1年生3人(MF新関成弥(1年=清水ユース)、MF長倉幹樹(1年=浦和ユース)、MF長谷川光基(1年=FC東京U-18))を先発させた新生・順大が白星発進を決めた。先制点は早速1年生ホットラインから決まる。前半25分、右サイドから新関が早めにクロスを上げると、長倉がGKに競り勝って頭に当てる。ルーキーの開幕弾で幸先よくスコアを動かす。

 後半に入ると立て続けに追加点が決まる。14分、右サイドからのCKをDF尾崎駿大(2年=静岡学園高)が押し込んで2点目。3点目は同17分、FW旗手怜央(3年=静岡学園高)のシュートのこぼれ球を、「ごっつぁんです」と振り返るFW浮田健誠(3年=柏U-18)が蹴り込む。

 そして後半30分、エースの旗手にもゴールが生まれる。東洋大のゴール裏からは、なかなかチャンスが作れないイレブンを鼓舞すべく、「シュート打て」コールが叫ばれていたが、それをかき消すダメ押しの4点目になった。

 順大は終盤にMF小川真輝(1年=川崎U-18)もデビューさせるなど、理想的な開幕戦勝利を決めた。今季主将を務めるMF名古新太郎(4年=静岡学園高/鹿島内定)も「一年生が自信を持ってやってくれた。初戦は内容より勝ちにこだわりを持ってやっていたので良かったです」と納得の表情で試合を振り返っていた。

 東洋大はまさかの完敗。先週末の東京都サッカートーナメント学生系の部決勝で、法政大を劇的な逆転で下した勢いをリーグ戦に繋げることは出来なかった。膝の故障で欠場したMF勝野瑛(4年=浦和ユース)に代わってキャプテンマークを巻いたDF浦上仁騎(4年=大宮ユース)は、ボールを保持する時間帯もあっただけに「前半で点が取れていればというのはあります」と唇を噛む。「リーグ戦なので引きずらないように、次戦の法政大戦に臨みたい」と切り替えを強調していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第92回関東大学L特集

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