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ウェルベック2発のアーセナル、吉田復帰のサウサンプトンを退けて公式戦6連勝

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アーセナルがサウサンプトンを3-2で下した

[4.8 プレミアリーグ第33節 アーセナル3-2サウサンプトン]

 プレミアリーグは8日、第33節を行った。アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアムでDF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し、3-2で勝利した。膝の負傷で離脱していた吉田は、リーグ戦10試合ぶりの先発。後半27分にピッチを後にした。

 5日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦CSKAモスクワを4-1で先勝したアーセナル。12日に第2戦を控える中、MFメスト・エジルやDFナチョ・モンレアルら主力がベンチスタート。DFセアド・コラシナツやFWダニー・ウェルベック、MFリース・ネルソン(18)らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は降格圏に沈むサウサンプトンが動かした。前半17分、右サイドでDFセドリック・ソアレスが粘ってライン際からクロスを供給。DFシュコドラン・ムスタフィの背後から顔を出したFWシェーン・ロングが左足で合わせ、先制に成功した。サウサンプトンは4試合ぶりの得点となった。

 しかし、アーセナルがすぐさま追いつく。前半28分、テンポよくパスを回して相手ゴールに迫ると、FWアレックス・イウォビの縦パスをウェルベックがダイレクトで横に叩き、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが相手DFより一瞬早く触り、ゴールに流し込んだ。さらに38分、イウォビのパスを左サイドで受けたウェルベックがカットイン。PA左手前から右足を振り抜くと、吉田の足に当たったボールがゴールに吸い込まれ、2-1と一気に逆転した。

 試合はアーセナルペースで進む。後半2分にオーバメヤン、MFグラニト・ジャカと立て続けにシュートを放ったが、ともにGKアレックス・マッカーシーに止められてしまう。サウサンプトンは11分、MFジェームス・ワード・プラウズの左CKからDFベスレイ・フートがヘディングシュート。GKペトル・チェフは見送ったが、左ポスト近くにいたMFモハメド・エルネニーにクリアされた。

 後半18分、サウサンプトンはドリブルでボールを運んだソアレスが右足を振り抜くと、ロングがコースを変え、ゴールネットを揺らす。しかし、副審のフラッグが上がり、得点は認められなかった。27分には吉田を下げ、FWチャーリー・オースティンを投入。攻撃の枚数を増やすと、直後の28分に追いつく。ワンツーでPA右に進入したソアレスの折り返しをオースティンが合わせ、2-2と試合を振り出しに戻した。

 アーセナルは後半33分、PA左へ送られた浮き球パスを途中出場のMFジャック・ウィルシャーが体を投げ出して中央へ折り返す。あとはこれを押し込むだけだったが、ウェルベックのシュートは枠の上に外れた。

 それでも後半36分、PA右へパスを呼び込んだイウォビが左足でクロスを上げると、ファーサイドでウェルベックとウィルシャーが重なったが、ウェルベックが頭で押し込み、3-2。終了間際には、両チームに退場者が出たが、試合はそのままアーセナルが勝利。公式戦6連勝とした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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