日本サッカー協会(JFA)が9日、バヒド・ハリルホジッチ監督の契約解除を発表したことについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』も驚きの反応を示した。

　ロシアW杯まであと2カ月ほどに迫る中、出場国である日本が監督の解任に踏み切ったことに注目。「2018年ロシアW杯で最初の監督解任になった」と伝えている。「JFAは我慢できなかったようだ。W杯を控えた親善試合2試合(マリと1-1、ウクライナに1-2)が期待外れに終わっただけで、66歳のボスニア人指揮官ハリルホジッチを解任した」と報道した。

　続いてハリルホジッチ監督のキャリアも紹介。「2014年のサプライズ」と綴り、ブラジルW杯でアルジェリア代表を率いてダークホースとなり、世界中を驚かせた過去に触れた。

「ハリルホジッチは、前大会である4年前のブラジルW杯で世界中の新聞の一面を飾った監督だ。(ファビオ)カペッロ率いるロシア代表をグループリーグで退け、アルジェリアを決勝トーナメントに導いた。世界王者に輝いたドイツと延長戦まで戦った末、敗退した」

　ハリルホジッチ監督は2015年にハビエル・アギーレ氏の退任に伴い、代表指揮官に就任。日本代表を6大会連続6回目のワールドカップ出場に導いたが、7日付で契約解除が発表され、自身2度目となるW杯での指揮は夢に終わった。

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