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[プレミアリーグWEST]G大阪ユースの新主将、MF岩本は流れ変えるゴールも引き分けを反省

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前半29分、ガンバ大阪ユースMF岩本翔が右足シュートを決めて1点差

[4.8 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 G大阪ユース 5-5 名古屋U-18 ヤンマー]

 ガンバ大阪ユースの主将は今年、U-17日本代表歴を持つMF岩本翔(3年)が務める。14年に10番を背負ってG大阪ユースをプレミアリーグWEST優勝へ導いた兄、MF岩本和希(現関西学院大)と同じ10番。そして、今年はキャプテンマークを巻いてタレント揃うチームを引っ張っている。

 今年のG大阪ユースは国体大阪府選抜で主将を務めたMF奥野耕平(3年)ら「キャプテンシーを持っている選手が多い」(實好礼忠監督)という世代。そのこともあって、實好礼忠監督は主将について、とても迷ったという。その中で、岩本を主将に指名した實好監督は「引っ張るタイプではないですけれども、色々なところで客観的に物事を見れる選手」と期待する。

 開幕戦でG大阪は攻撃力の高さを十二分に示した。岩本はショートパスを繋いで相手の守りをズラし、空いたスペースへ長短のスルーパスを狙うなど攻撃の中心としてプレー。0-2から岩本が右足シュートを決めて流れを変えたチームは同点に追いつき、また突き放されても再び同点に追いついた。

 だが、後半23分のFW{塚元大}}(2年)のゴール、41分のFW唐山翔自(1年)のゴールで2度勝ち越しながらも2度同点に追いつかれて引き分け。岩本はビハインドを取り戻したことについては評価していたものの、試合結果については「2回追いつかれたことについては反省しなければいけない」と悔しさを滲ませながら語っていた。失点が増えて勝ち切れなかったことを反省、改善し、兄と同じようにチームを優勝へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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