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アトレティコ退団決めたF・トーレス「シメオネとの関係に問題はない」

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アトレティコ・マドリーのFWフェルナンド・トーレスディエゴ・シメオネ監督

 今季限りでのアトレティコ・マドリー退団を決めたFWフェルナンド・トーレスは、同チーム指揮官ディエゴ・シメオネ監督のとの間に問題を抱えていたことを否定している。

 『LGエレクトロニクス』主催のトークイベントで、A・マドリーを退団する旨を明かしたF・トーレス。この決断に至った要因の一つとして指摘されるのは、同選手と同様にクラブのアイドルとして扱われるディエゴ・シメオネ監督との関係性だ。

 シメオネ監督とF・トーレスは、直接的ではないものの衝突を繰り返してきた。シメオネ監督は以前に「ビエットやガメイロは少ししかゴールを決めずに批判され、トーレスは少ししか決めなくてもアイドルのままだ。人々はセンチメントでもって動く」とF・トーレスについてコメントし、これに対して同選手の代理人業を務めるバイーア・インテルナシオナルの広報が反論。「彼には飽き飽きしている」と、公の場でシメオネ監督への憤りを露わにした。

 シメオネ監督はまた「グリーズマンのようにF・トーレスの慰留にも努めますか?」との質問に対して「ノー」と返答し、こちらも大きな話題に。こうした一連の出来事をきっかけに、F・トーレスが冬に大連一方に移籍する可能性もささやかることになった。

 大連一方には移籍せず、アトレティコに残ったF・トーレスだが、結局は今季限りでの退団を決断。その決断を公にしたトークイベントでは、シメオネ監督との関係性についての質問もあったが、同選手は問題がないことを強調している。

「僕とシメオネの関係はプロフェッショナルなもので、良くも悪くもない。彼との関係は、ずっとプロフェッショナルものであり続けている。シメオネ対トーレスという対立の構図に、僕が同意することはないよ。彼と話すべきことがあったら、チーム内部でちゃんとそうしていた」

「彼との間には、どんな問題も存在しない。クラブとの関係も同じだ。退団は、僕自身で下した決断だ」

 F・トーレスは2015年のA・マドリー復帰以降、リーガ・エスパニョーラで100試合に出場して25得点を記録。その内、スタメンとして出場したのは43試合で、今季はわずか3試合にとどまっていた。

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