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リバプールが10年ぶりCLベスト4!サラー&フィルミーノ弾でペップ退席のシティを連破

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モハメド・サラーが試合を決定づける一撃

[4.10 欧州CL準々決勝第2戦 マンチェスター・C 1-2 リバプール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、準々決勝第2戦を行った。エティハド・スタジアムでは、マンチェスター・シティリバプールが対戦し、第1戦を3-0で先勝したリバプールが2-1で勝利。2戦合計5-1とし、2007-08シーズン以来、10年ぶりの準決勝進出を決めた。なお、組み合わせ抽選会は、13日に行われる。

 アウェーでの第1戦を落とし、勝てばプレミアリーグ優勝のマンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)も逆転負けで公式戦連敗となったシティ。スタメンは第1戦から2人、7日のユナイテッド戦から4人を変え、MFラヒーム・スターリングとMFベルナルド・シウバらが起用された。対するリバプールは、第1戦から1人、7日のエバートン戦(0-0)から5人を入れ替え、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムとFWロベルト・フィルミーノらが先発。第1戦で負傷交代したFWモハメド・サラーもスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は開始早々に動いた。前半2分、キックオフから大歓声を受けて攻撃を仕掛けたシティは、前からのプレスでDFフィルヒル・ファン・ダイクのパスミスを誘発。MFフェルナンジーニョが素早く縦パスを入れ、スターリングがPA右から折り返したボールをFWガブリエル・ジェズスが難なく右足でゴール右隅に流し込み、シティが幸先よく先制した。

 流れは完全にシティペース。前線からのプレッシャー、MFケビン・デ・ブライネのサイドチェンジなどリバプールの守備を揺さぶり、試合の主導権を握った。前半41分、ジェズスのパスを受けたB・シウバが右サイドからカットイン。PA右手前から左足を振り抜いたが、DFデヤン・ロブレンの頭をかすめて左ポストを直撃。直後の42分には、MFレロイ・サネがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定により得点は認められなかった。

 一方のリバプールは防戦一方の前半となった。早い段階でつぶされ、得意のカウンターに持ち込めず、エースのサラーになかなかボールが入らなかった。前半のチャンスは終盤に訪れた。45分、第1戦で圧巻のミドルシュートを決めたMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがサラーとのワンツーでPA内に進入。そのままGKエデルソンをかわしたが、角度がなくなってしまい、右足シュートを枠内に飛ばすことができなかった。

 2戦合計1-3でまずは2点必要なシティは、主審の判定に抗議するシーンが前半は目立った。そして、前半終了時にジョゼップ・グアルディオラ監督も引き上げてくる主審に猛抗議。これにより、退席処分を命じられてしまった。指揮官不在の中、後半もシティが優勢に試合を進める。しかし、追加点を上げられずにいると、痛恨の失点を喫してしまう。

 リバプールは後半11分、サラーのパスをPA手前で受けたMFサディオ・マネが一瞬のスピードで相手2人の間を抜ける。マネは飛び出したGKエデルソンに止められ、シュートまで持ち込めなかったが、こぼれ球に反応したサラーが左足で押し込み、1-1。貴重なアウェーゴールを奪い、2戦合計4-1と勝ち抜けを手中に収めた。

 ベスト4入りが厳しくなったシティは後半21分、MFダビド・シルバに代えてFWセルヒオ・アグエロを投入。29分には、B・シウバをMFイルカイ・ギュンドアンに代えたが、追加点が遠い。すると、ミスからキツイ一発を浴びる。リバプールは32分、左サイドの高い位置からFWロベルト・フィルミーノがDFニコラス・オタメンディにプレッシャーをかけ、ボールを奪取。そのまま斜めにPA内に入り、右足シュートを確実に決めた。

 リバプールは後半36分、フィルミーノに代えてDFラグナル・クラバン、37分にDFトレント・アレクサンダー・アーノルドに代えてDFナサニエル・クラインを入れ、守りを固める。そして44分にはサラーをFWダニー・イングスに代えた。試合はそのまま2-1でタイムアップ。2戦合計5-1としたリバプールがベスト4進出を決めた。一方のシティは、ホームで痛恨の敗戦を喫し、公式戦3連敗となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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