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逆転突破の立役者ジェコ、ローマの34年ぶり準決勝進出に歓喜「誰も僕らを信じていなかったけど…」

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先制点を奪ったローマFWエディン・ジェコ

 ローマのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出の立役者となったFWエディン・ジェコは、結果を喜びつつ「決勝まで行きたい」と力強く語った。

 10日に行われたCL準々決勝セカンドレグで、ホームにバルセロナを迎えたローマ。ファーストレグを1-4で落とし、逆転突破には最低でも3ゴールが必要な状況で大一番に臨んだ。

 気持ちの入ったプレーをみせるローマは、開始6分でジェコが得点を奪い先制。そのまま後半に入ると、58分にMFダニエレ・デ・ロッシのPKで追加点。そして82分、DFコスタス・マノラスがゴールを奪うと、スコアはこのまま動かず終了し、2試合合計スコアは4-4。アウェーゴール差で、ローマが準決勝進出を決めた。

 ファーストレグで1ゴール、そしてこの試合で先制点と2点目に繋がるPKを獲得するなど、圧巻のパフォーマンスをみせたジェコ。ビッグクラブ相手の勝利を喜んでいる。

「最高だった。だけど、もっと良いことがこれから起きるかもしれないよね。どことでも勝負できることを証明できた。バルセロナのような強いチームでもね。3ゴールを決め、もっと得点できたかも知れない」

「こんなに苦しんだバルセロナを見たのは初めてだよ。僕らは開始1分から常にプレッシャーをかけ続けた」

 1983-84シーズン以来34年ぶりのベスト4進出の立役者は、決勝進出を目指すと力強く語った。

「決勝まで行きたい。誰も僕達を信じていなかった。それでも、初めてCLの舞台でベスト4に進んだんだ。ローマというクラブで、準決勝のドローを見ることができて幸せだよ」

 ジェコは、1月のマーケットでチェルシーからオファーを受けていた。「断るのは簡単ではなかった」と話すボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWだが、ローマで幸せを感じているようだ。

「(オファーを断るのは)簡単ではなかったよ。だけど、ここでプレーできて幸せだよ」

「クラブもそう思ってるんじゃないかな? (移籍について)話すのはやめよう。お金は問題じゃないんだ」

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